今日の難解漢字は、
「矩形」
「御強」
「鬱金」
「鯡」
「仄聞」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「矩形」です!
「矩形」という漢字の読み方をご存知でしょうか?
「形」という漢字は小学校で習うので、問題なく読めますね。
どうやら、形に関係した言葉のようです。
炬燵(こたつ)の「炬」に似ていますが「こけい」とは読みません。
どこかで見た覚えがあるこの漢字。一体なんと読むのでしょうか!?
「矩形」の読み方って?ヒントはこちら!
「矩形」は数学の図形の勉強で登場します。
4つの角が全て直角である四角形のことを、矩形と呼びますよ。
用例としては「テーブルには丸形と矩形があります」「のし餠を矩形に切りましょう」などと使われます。
「矩形」の読み方!正解は…?
正解は「くけい」です。
4つの角が全て直角なので「矩形」とは長方形のことになります。
ちなみに正方形も矩形の1つですが、一般的には長方形のみを指すようです。
使われることは少ないですが「さしがた」という読み方もあります。
意味は同じく長方形のことです。
「くけい」「さしがた」両方の読みを知っていた方は、かなりの漢字通…!?
2つ目の漢字は「御強」です!
難読漢字クイズのお時間です。
「御強」という漢字、読むことができますか?
そのまま読もうとすると「おんきょう」「おつよ」のように思うかもしれませんが、もう少し変わった読み方をします。
ヒントもお出しするので、ぜひ考えてみてください!
「御強」の読み方のヒントは?
全く想像つかないかもしれませんが、これはある「食べ物」を表す漢字です。
それを踏まえてもう一度考えてみましょう。
「強」という漢字は「きょう」「つよ(い)」のように読むのが一般的ですが、「強面(こわもて)」という単語では「こわ」と読んでいます。
それをヒントに御強、読めますか?
それでは正解の発表です。
正解は…
正解は…
おこわ
でした!
おこわとは山菜や栗などを入れて炊いたご飯や、赤飯のことを指す言葉です。
秋になると無性に食べたくなるという人もいるのではないでしょうか?
一口頬張る前に、ぜひこの漢字のことを思い出せるようにしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「鬱金」です!
現在の社会は悩みがたくさんあって、気に病むことが多いですよね・・・。
気持ちがずっと落ちこんでいると、「鬱病(うつびょう)」になりがちな現代人ですが、そんな「鬱」に真逆の「金」という漢字が組み合わさった「鬱金」。
なんだか、現代人に向けてのメッセージのような気もしますが、「鬱になっても金!」という前向きなイメージを大切に、「鬱金」の読みを推測していきましょう!
「鬱金」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはまさに社会人の味方です!
ヒント➁ 「〇〇ン」の3文字です。
ヒント③ 二日酔いにはコレ!
「鬱金」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ウコン」です!
「鬱金」とは、社会人には避ける事ができない、会社の飲み会で酔い潰れた翌日にぐいーっと飲む、アレですwww。
正式には、ショウガ科ウコン属の多年草のことであり、皆さんが1回は飲んだことがある「ウコンドリンク」はその生薬を成分とした飲料のことですね。
英語では、「ターメリック」と呼ばれており、カレーなどのスパイスとしても有名ですね。
カレーから連想される通り、ウコンの色は黄色であり、「鬱金」の語源もこの黄色からきています。
でも、まさに「鬱な気分になっても金!」になれる「ウコン」なので、色からくる漢字より、意味から当てた漢字の方がしっくりくるような・・・。
4つ目の漢字は「鯡」です!
魚類を表す定番の漢字といえば、1文字で「魚へん」+「何かの漢字」ですね。
今回は「鯡」ですが、右側をよく見ると「非」です。
訓読みにすると「非ず(あらず)」となり、否定の言葉を意味しますが、これって「魚だけど魚に非ず」ということでしょうか??
とすると、魚類ではなく魚に似た動物や昆虫?とも思ってしまいますが、どうでしょうか。
ヒントも参考に、「魚なのか魚ではない」のか、一緒に見極めていきましょう!
「鯡」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② これは魚で、「春告魚」とも呼ばれます。
ヒント③ 最初の文字は「に」です。
「鯡」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ニシン」です!
「鯡」とは、春先になると産卵のため沿岸に帰ってくる魚で、このことから「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれる魚です。
食用としても広く親しまれていて、塩焼きやフライに始まり、コンブで巻いて煮締めた「こぶ巻き」のほか、お正月に食べる「カズノコ」も「鯡」の卵として有名ですね。
ちなみに、「鯡」の「非ず」の部分は「成魚に非ず」という意味があり、「魚に非ず」ではないので、併せて覚えてしまいましょう!
5つ目の漢字は「仄聞」です!
「仄聞」の読み方をご存じでしょうか?
人という字が使われていますが「じんぶん」と読むのは間違いですよ。
とはいえ「仄」はあまり見かけない漢字なので、なかなかの難読です。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「仄聞」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 「聞」という字は「新聞」の「聞」と同じ読み方。
- 意味は「少し耳にしたり、噂などで人から聞くこと」
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「仄聞」の読み方!正解は!?
正解は「そくぶん」です!
「仄(そく)」という字には「ほのかに」「かたむく」などの意味があります。
そのため「聞」という字と合わさることで、少し耳にしたり、人から噂で聞いたりするという意味になるのです。
使い方としては「仄聞したところによると、彼は理系の大学を卒業したらしいよ」などがあります。
また「側聞(そくぶん)」と書かれることもあり、ほぼ同じ意味の言葉として使われています。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!