今回のお題は「尼通」「胡瓜」「砂滑」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「尼通」
昔、手塚治虫さんの「三つ目がとおる」という漫画がありましたが、今回は「尼さんが通る」ですwww
「尼さん」とは、出家した女性のことを指しますが、尼さんが通る場所ってどこなんでしょうか?
「〇〇通り」など、商店街などにある大通りの名前なども予想できますが、正解はどうでしょうか?
ヒントを見て、一緒に考えてみましょう!
「尼通」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 実は、「尼通」は人物名です。
ヒント② 「ニ〇ー〇ン」の5文字です。
ヒント③ リンゴが落ちる現象から導いたものとは?
「尼通」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ニュートン」です!
「ニュートン」といえば、リンゴが落ちる現象から「万有引力」の法則を解明したと言われている、イギリスの哲学者、物理学者、天文学者、神学者・・・、一言でいうと天才です。
そんな「尼通」が生きた時代はまさにペストが流行していた暗黒時代。
普通の人であれば、そんな疫病に世界が飲まれようとしている現状に嘆き、悲観するものですが、なんとこの天才「尼通」は、家からなかなか出られない日常に対し、
「これで学問に集中できる!」と喜んだそうです・・・。
何という発想の転回!もう凄いの一言しかありませんね。
2問目はこの漢字!「胡瓜」
中国にある三味線とバイオリンを足して2で割ったような楽器といえば、「胡弓(こきゅう)」ですね。
弦の本数に応じて二胡とも呼ばれますが、今回の漢字は「胡瓜」です。
2文字目の「瓜」は「ウリ」の字であることから、ウリを使って作られた「胡弓」のような楽器の気もしてきますね。
そんな日常的にはあまり見かけない「胡瓜」ですが、難読漢字としては初級レベルの簡単なもの。
ここはヒントを見ないで正解してみましょう!
「胡瓜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 「瓜」の仲間です。
ヒント③ 定番の野菜の一つです。
「胡瓜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「きゅうり」です!
え?「きゅうり」って漢字あったの??と思った方も多いと思いますが、「胡瓜」は中国語なので見慣れない感じがするのも納得です。
昔の日本では、読み方から当てた「黄瓜(きうり)」という漢字が使われていましたが、「胡瓜」がシルクロードから渡ってきた植物のもので、「胡」が西方を意味することから次第に「胡瓜」という漢字の方が定着したそうです。
「胡瓜」はザ・野菜というイメージがするし、緑色をしていることから「緑黄色野菜」だと思われがちなんですが、実はその成分の大半は水。
そのことから「胡瓜」には栄養素はほぼなく、「緑黄色野菜」ではありません・・・。
でも、その水分の多さやシャキッとした歯ごたえから、さっぱりした料理との相性は抜群で、夏に食べたい冷やし中華や漬物などではなくてはならない野菜ですね。
適材適所、どんなものでも活躍する場はあるってことですね!
最後はこの漢字!「砂滑」
「滑り台(すべりだい)」か「滑走路(かっそうろ)」などでしか、日常的に見ない「滑」という漢字。
右側が「骨」という漢字ですが、これは「すべる、なめらか、こつ」などと読みます。
そこに「砂」という漢字が組み合わさった「砂滑」という言葉は、公園にいる子供達が砂場の「砂」を「滑り台」の上からサラサラ流して遊ぶ様子が目に浮かんできそうなものですね。
「砂」というものも、もともとサラサラしている物質ですので、サラサラ+ツルツルということになりますが、これは一体何でしょうか??
「砂滑」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② これはイルカの仲間です。
ヒント③ 最初の文字は「す」です。
「砂滑」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「スナメリ」です!
「砂滑」とは、「小型のイルカ」のことで、関東や東北では「スナメリ」、関西の方では「スザメ」「ゼゴ」「ナメクジラ」など、地域によって呼び名がたくさんある動物です。
大人の大きさでも、体長は1.5m程度、体重は50kgほどしかなく、現存しているクジラ類では最も小型に分類されるんだとか。
大海原の規模でこの大きさですので、中国近海を始めとして絶滅寸前までいっている動物でもあります。
日本近海でも生息が確認されていますが、「砂滑」に限らず海洋生物が今後も生き続けられる環境を維持したいものですね!