今回の難読漢字は「鯢」「踝」「耄碌」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鯢」
漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのはこちらの漢字。
「鯢」です。
「兜」に魚偏(へん)がついたような漢字ですが、よく見るとそうでないことが分かります。
正解を知ればあなたもきっと驚くはず。
いかがでしょうか?
「鯢」の読み方のヒントは?
「魚」がつくことから推測していた方も多いはずですが、この漢字が示すのは水のいきものです。
ただ、魚では無くイモリやカエルと同じ仲間の「両生類」です。
大ヒントを出すと、実はこの生物を表す際に使う漢字は「鯢」よりも「山椒魚」であることがほとんど。
全部で7文字、「〇〇〇〇〇〇〇」。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
さんしょううお
でした!
この読みは少し意外なのではないでしょうか。
私もしばらく漢字と読みを一致させるのに時間がかかりました。
よく見ると愛らしいサンショウウオを見る機会があれば、ぜひこの漢字も一緒に思い出してあげてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「踝」
足へんに「果実の果」と書く、この漢字一文字。
一見、「はだし」にも見えますが、「はだし」は「裸足」と書くので違いますね。
でも、何となく似ているこの漢字、遠からず近からずといったところにあるものなんです。
普段はあまり意識しない部位ですし、漢字としても見かけませんので少し難しいかもしれません。
ヒントを見ながら、「踝」の読み方を考えていきましょう!
「踝」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 足の一部分で、言われてみれば「果実っぽい」です。
ヒント➁ なんと片足に2つもあります!
「踝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「くるぶし」です!
ヒントの「片足に2つある」でなんとなく分かった方も多いのではないでしょうか?
「踝」とは、 足首の両側にある骨です。ぼこっと丸く突き出ているので、果実のような見た目と言われれば納得の部位ですね。
また、この「踝」という字は、他にも「つぶなぎ」、「つくぶし」、「つぶぶし」、「くろぶし」とも読みます。
このうち、「つくぶし」は「膝の関節」という意味も持っていますが、いずれにしろ「骨の果実っぽい部分」であることは変わりありませんね!
足の小指と同様、タンスの角にぶつけないよう注意しましょう・・・。
最後はこの漢字!「耄碌」
今回の難読漢字は「耄碌」です。
初めて見る漢字かもしれませんね。
しかし「耄碌」は、決して他人事ではありません。
「耄碌」の読み方のヒントは?
1.ひらがなにすると4文字の言葉になります。
2.生きていれば、誰もがいつしか通る道です。
3.『たゞ近頃は耄碌してゐて、あの時分よりはカンも悪く、動作も鈍くなつてゐるから、』谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のをんな」より引用
4.「飯はまだかね?」「さっき食べたでしょ!」
正解は…
正解は…「もうろく」でした!
「耄碌(もうろく)」とは、高齢になって頭脳や身体のはたらきが衰えることです。
類語には、「老いぼれる」「ヤキが回る」「老け込む」などがあげられます。
具体的には、物覚えが悪くなり、物忘れが増え、素早く動けなくなります。
「耄碌」の由来
「耄(もう)」には、「酒に酔う」「ぼんやりする」といった意味があり、「老いて更に毛のように細くなる」様子を表すために、「老」と「毛」が組み合わさっているのだとか。
「碌(ろく)」は、石ころがゴロゴロしている様子を表すことから、「つまらない」「値打ちがない」「役に立たないこと」を意味します。
「碌でなし」「碌でもない」「碌すっぽ」といった使い方もします。