今日の難解漢字は、
「胡座」
「杜撰」
「泡沫」
「蜻蛉」
「屹度」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「胡座」です!
- 2 「胡座」の読み方のヒントはコレ!
- 3 「胡座」の読み方の正解は・・・・?
- 4 2つ目の漢字は「杜撰」です!
- 5 「杜撰」の読み方のヒントはコレ!
- 6 「杜撰」の読み方の正解は・・・・?
- 7 3つ目の漢字は「泡沫」です!
- 8 「泡沫」読み方のヒントは?
- 9 「泡沫」読み方のもうひとつのヒントは?
- 10 「泡沫」の読み方、正解は・・・
- 11 4つ目の漢字は「蜻蛉」です!
- 12 「蜻蛉」読み方のもうひとつのヒントは?
- 13 「蜻蛉」読み方のもうひとつのヒントは?
- 14 「蜻蛉」の読み方、正解は・・・
- 15 5つ目の漢字は「屹度」です!
- 16 「屹度」読み方のヒント!
- 17 「屹度」の読み方、正解は…
- 18 まとめ
1つ目の漢字は「胡座」です!
「座」という字が入っているので、何かの星座でしょうか。それとも中国から伝来した楽器でしょうか?
この読み方は、音読み・訓読みしてもほど遠い読み方をしますので、あて字になりますね。
さあ、これは何と読むのでしょうか?
「胡座」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」3文字です。
ヒント➁ お父さんやおじいちゃんがよくこうやってくつろいでいます。
ヒント③ 「椅子の上」ではしません。地べたでするものです。
「胡座」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「あぐら」です!
胡座とは、お父さんやおじいちゃんが縁側や床などで座るときによくやっているあの座り方です。
両膝を左右に開き、体の前で両足首を組むような座り方で、「胡座をかく」なんて言ったりします。
「胡」は、アジアの西の方のモンゴルやアラビア諸国の異民族という意味があり、足の裏を見せるのが失礼になる風習があった地域の座り方が元になっている、という説もあります。
胡座をかくイメージは男性が強いですが、古来日本では、平安・鎌倉時代の宮廷につかえていた女官たちも胡坐をかいていたそうです。
ただ、その座り方が女性として品がないので、正座や正座を崩した女座りが広まっていった歴史があります。
でも、胡座ってすごい楽ですし、女性でもついついやってしまいますよね。
何でも気楽が一番!胡座をかきながら今日もtake it easyです!
2つ目の漢字は「杜撰」です!
「杜撰」の1文字目は「会社」の「社」に似ていますが、こちらは「木へん」なので「社」とは違います。
さらに、2文字目は「選ぶ」という字に非常によく似ていますね・・・。
どちらもメジャーな漢字に似ているもの同士、音読みにすれば「しゃせん」が筆頭に上がりそうです。
ちなみに、2文字目の「撰」ですが、「選ぶ」という字に似ているということで、ずばり読み方も「せん」とも読めますし、訓読みも同じ「えらぶ」なんです。
じゃあ、やっぱり「杜撰」は「しゃせん」??
「杜撰」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 「杜」は「ず」と読みます。
ヒント③ いい加減なことを表す言葉です。
「杜撰」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ずさん」です!
「杜撰」とは、「物事を行う上でいい加減である様子」という意味です。
「適当」と言った方が早いかもしれませんが、用法としては「杜撰な工事の結果、欠陥住宅になった」等です。
語源は、古来中国に「杜」という詩人がいて、歌を作る行為を「撰」と呼んでいたことから、「杜撰」。この「杜」という人が作った歌はかなり適当だったという逸話があることに由来しているそうです。
曲を作るとき、いろんな歌のフレーズや曲の一部を切り取ってつなぎ合わせてもそれなりに聞ける曲になることがありますが、まさに「杜撰」ということなんでしょうね・・・。
3つ目の漢字は「泡沫」です!
「泡沫」と書いて、なんと読むか分かりますか?
(ほうまつ)と読んでも正解ですが、意味は同じです。
水の泡というイメージで合っています!
なんとなく切ない、儚いものという漢字ですよね。
すぐに消えてしまう、壊してはいけない、繊細な物だからこそ切なくなるのかも。
さて、「泡沫」と書いてなんと読むでしょうか?
「泡沫」読み方のヒントは?
- 両方とも訓読みをする珍しい熟語です。
- よく似たイメージの、しぶきは「飛沫」です!
- 泡沫(ほうまつ)景気はバブルの事です。
- 泡沫(ほうまつ)会社はすぐに消えてなくなる会社の事です。
なんとなくイメージが沸きましたか?
泡沫の恋なんて、切なくて憧れますよね。
儚くて消えやすい不確かな物です。
好きか嫌いかは置いておいて、儚いものほど美しく映ります。
よく小説のタイトルにもなっています。森鷗外の本が有名ですね。
「泡沫」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
もうひとつヒントを出すと「うた〇〇」です。
さあ、もうわかりましたか?
「泡沫」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「うたかた」
です!
よく曲のタイトルにもなっていますね。
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「蜻蛉」です!
「蜻蛉」と書いて、(かげろう)と読みます。
ですが、もうひとつもっとメジャーな昆虫も同じ読み方をします。
どれくらい有名な昆虫かというと、全世界に約5,000種類、日本だけでも200種類も居ます!
虫が苦手という人でも、きっと捕まえようとしたことがあると思います。
ちなみに蝶ではありません。
さて、「蜻蛉」と書いてなんと読むでしょうか?
「蜻蛉」読み方のもうひとつのヒントは?
かげろうは幼虫期間が一年、そして成虫になると数時間から数日しか生きられません。
なぜなら、成虫になったら食べることができないからです。
しかし、「蜻蛉」は幼虫期間一年から三年、そして成虫の期間は約二カ月です。
「蜻蛉」はもちろんエサを食べます。強い「蜻蛉」が弱い「蜻蛉」を共食いしているのも見かけることがあります。
最強の「蜻蛉」とか男子の憧れですね。
なぜどちらも同じ「蜻蛉」と書くのかは諸説あり、はっきりとしていません。
「蜻蛉」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
オニヤンマとかギンヤンマとか勇ましすぎて、ちょっと怖いです。
さあ、もうわかりましたか?
「蜻蛉」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「とんぼ」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「屹度」です!
「屹度」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字は見慣れないけれど、日常的によく使われるこの言葉。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「屹度」読み方のヒント!
「屹度」は、あなたも必ず使ったことのある言葉です。
「おつど」と読んでしまいそうですがこちらは間違い。
でも文字数が3文字なのはあっています!
さて、読めたでしょうか?
「屹度」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きっと」
です!
「屹度」は、
「話し手が間違いないと推し量る気持ち」を表す言葉。
これだとわかりにくいかもしれませんが、
「あなたもきっと使ったことがある!」
の「きっと」が「屹度」と書くのです!
日常でも「きっと大丈夫だよ〜」とか
「きっと君は来ないだろう」とか、「世界中の誰よりもきっと」とか
さまざまな場所に使われますよね。
類語には「必ず」や「絶対に」などがありますが、
「屹度」は主観的な意味合いかつ、ポジティブな願いに近い意味合いがあります。
これに対し「必ず」は客観的に見ても確定の事実について使われ、
「絶対に」はより強く、例外は認めない場合に使われます。
また、「必ず」も「絶対に」はネガティブな意味にも使われますね。
よく使う言葉なのに、漢字は知らなかった!という方も多いのでは?
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!