漢字読み講座

「閣龍」「睫」「庶幾う」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「閣龍」「睫」「庶幾う」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「閣龍」

「閣龍」という漢字、見た目がすごい派手ですが普段みかけない漢字ですね。

 

あるとすれば、都心にあるような高級中華料理屋のような感じもしますが、今回の読み方はお店の名前ではありません。

 

ヒントとしては、音読みでも訓読みでもありません!

ということは、当て字しか思い当たりませんが、どうでしょうか?

 

かなり難問ですが、ぜひ挑戦してみてください!

 

「閣龍」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① これは人物名です。

ヒント➁ 世界史における、大航海時代の先駆者はこの方!

ヒント③ インドに着いたと思ったら、実はインドではなかった・・・。

 

「閣龍」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「コロンブス」です!

 

「コロンブス」は、まさに大航海時代の先駆者。

 

当時、インドの香辛料が貴重だったヨーロッパ圏において、陸路ではなく海路を使ってインドに行く方法が模索されていましたが、その時代の流れの中に「閣龍」もいました。

 

当時、ヨーロッパの方から海路を使ってインドに行くルートとしては、アフリカ大陸をぐるっと南下するものがありましたが、「地球が球体である」ことを根拠に、「西に一直線に進めばぐるっと回ってインドにたどり着けるはず!」という、まさに目から鱗なアイデアで航海に旅立ちます。

 

残念ながら、彼が辿り着いた場所はインドではなくアメリカ大陸の東海域の諸島であり、それが由来となって、アメリカ大陸にいた先住民を「インディアン」と呼ぶようになったのは有名な話ですね!

2問目はこの漢字!「睫」

一文字で表す「睫」というこの漢字、「目へん」がつく以上、目に関係した言葉であることは確かなようです。

 

目に関係した言葉といえば、「まぶた」や「涙袋」、「まつげ」、「瞳孔」などがありますが、この中に正解はあるのでしょうか?

 

それとも目にまったく関係ない当て字の可能性もありますが、「睫」を何と読むか分かりますか?

 

ヒントを見ながら一緒に考えていきましょう!

 

「睫」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② ある毛を表しています。

ヒント③ 最近ではここをカールするのは当たり前です。

 

「睫」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「まつげ」です!

 

「睫」といえば、最低限メイクをする場所の一つにも挙げられるほど、世の女性にとっては重要なパーツ。

 

カールさせたり、本数を増やしたり長く見せる「付け睫」など、目元をくっきりはっきりさせるために重要な部分です。

 

「睫」といえば、女性にとってはメイクが真っ先に思い浮かびますが、「睫」が凄いものといえば「ラクダ」でしょう。

 

あの砂まみれの居住環境でも目がよく見えるように、「睫」がゴミや埃を払う役目をしているんだとか。

 

ということは、最近の女性は「よく見えている」ということ。

・・・男性陣はいろいろ気を付けましょうね!

最後はこの漢字!「庶幾う」

難読漢字クイズに挑戦です。

今回の問題は…

「庶幾う」です!

早速ヒントを見てみましょう。

「庶幾う」の読み方のヒントは?

1.「庶幾う」の読みは、ひらがな5文字になります。

2.「庶幾う」の意味は、非常に強く希望する、または切望することです。

3.『予は切にその偶然ならん事を庶幾ふ。されど』芥川龍之介「開化の殺人」より引用

正解は…

正解は「こいねがう」でした。

「庶幾う(こいねがう)」とは、一途に心から望むことです。

古風な言葉なので、日常生活で使う機会は少ないかも知れません。

古典文学では、「こいねがわくば」という言い回しをよく見かけます。

「こいねがわくば」は、「どうか」「なにとぞ」という意味です。

「庶」と「幾」

「庶幾う」は、それぞれの漢字1文字でも「こいねがう」と読みます。

つまり、「庶う」も「幾う」も同じ読みと意味を表しているんですね!

この2つを合わせると、「庶幾(しょき・そき)」という言葉になります。

「庶幾」もやはり、「こいねがう」と同じ意味です。

その他の「こいねがう」

ちなみに、「こいねがう」と読む漢字は他にもあります。

例:「乞い願う」「請い願う」「希う」「冀う」

日本には昔から、何かを一途に望む人が多かったのでしょうか?

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!