漢字読み講座

「訛声」この漢字、もちろん「なまりごえ」とは読みませんよ。

「訛声」を何と読みますか?

もし読めなくても、どこかで聞いたことはあるはずです!

では、ヒントを見てみましょう。

「訛声」の読み方のヒントは?

1.「訛声」をひらがなにすると4文字になります。

2.テキ屋のおじさん、魚屋のおじさんに多いかもしれません。

3.「訛声」の類義語には「どら声」「ガラガラ声」などがあります。

4.『作藏は少し怒気を含み、訛声を張上げ』三遊亭円朝「真景累ヶ淵」より引用

正解は…

正解は「だみごえ」でした!

「だもごえ」と読むこともあります。

ふたつの漢字の間に「り」を入れて「訛り声(なまりごえ)」とした場合は、イントネーションが方言であることと、発音が崩れていることの両方を意味します。

一般的には「ダミ声」と書くことが多いでしょう。

ガサガサした、しゃがれたような、濁った声を指します。

「美声」や「澄みきった声」の対義語にあたりますが、「悪声」とは言い切れません。

市場の競りでは、むしろ威勢のいい訛声の方が目立つので有利といえます。

ただし、「訛声」とかすれたハスキーボイスは別のものです。

「訛」は訓読みで「訛る(なまる)」の他に、「訛(なまり)」「訛る(あやまる・いつわる)」とも読みます。音読みは「カ」です。

ABOUT ME
イシカワマキコ
イシカワマキコです。日本語の奥深さが好きです! よろしくお願いします。