今日の難読漢字は
「宛ら」
「隘路」
「悪口雑言」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「宛ら」!
「宛ら」は、もちろん「あてら」とは読みません!
郵便物などでよく見かける「宛」ですが、
他の漢字同様、送り仮名がつくと別の読み方になります。
ヒントは「さ〇〇ら」!
○に当てはまる言葉を考えてみましょう。
さて、あなたは何と読みましたか?
「宛ら」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さながら」
です!
「宛ら」は、
「とてもよく似ている」という意味の言葉です!
「さながら写真のように写実的な絵だ」
「本番さながらの雰囲気」
などのように使い、ニュースや新聞などではよく見聞きする言葉です。
みなさんも一度は使ったことがあるのでは?
「宛」には「そっくりそのまま」という意味もあります。
この意味を強く反映させたのが「宛ら」です。
送り仮名に釣られて「もっぱら」と読んでしまいがちですが、
その場合は「専ら」と書くので注意しましょう。
ちなみに同じ漢字で「宛も」という言葉もあります。
こちらも意味合いはほとんど同じで「あたかも」と読みます。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「隘路」!
「隘路」は、日本語としては一般的ではないかも?
ただし、同じ意味合いのカタカナ語はビジネス用語として有名です。
それが「ボトルネック」!
ちょっと難しいですが、覚えておくと良いかも。
さて、あなたは何と読みましたか?
「隘路」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あいろ」
です!
「隘路」とは、
「狭く通行の困難な道」という意味の言葉です!
これが転じて「物事を進める上で妨げとなるものや条件」という意味でも使われます。
「企画は絶賛されたが、予算が隘路となってしまった」
「この政権の隘路は、汚職が発覚した大臣だ」
など、ネガティブな場面で使われます。
ビジネス上でよく聞く「ボトルネック」とは、
「仕事がうまくいかない原因」や「成果や能力に影響を及ぼす要因」
などの意味があります。
まさに「隘路」と同じ意味ですよね!
会社では使う機会がない方が良い言葉なのですが……
それでも知っておけば、会話やメールがスムーズになりますよ。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「悪口雑言」!
「悪口雑言」を「わるぐちざつごん」と読んでいませんか?
残念ながら不正解です!
まず「悪口」を「わるぐち」と読みません!
この時点で驚いた方もいるのではないでしょうか。
別の読み方を考えてみましょう!
さて、あなたは何と読みましたか?
「悪口雑言」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あっこうぞうごん」
です!
「悪口雑言」は、
「口汚く、あれこれ悪口を言いまくる」という意味の言葉です!
見た目通りの意味ですよね(笑)
「悪口」自体にも、見た目通り「わるぐち」という意味がありますが、
「雑言」も「いろいろな悪口」「でたらめに言いがかりをつける」という意味があります。
「悪口雑言」と同義語の「罵詈雑言」にも使われていますね。
いずれの場合でも「怒りに任せて、有る事無い事を汚い言葉で言う」という、
かな〜り嫌な四字熟語です。
なるべく使う場面がないことを祈りますが、
知識として覚えておいて損はありません!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!