漢字読み講座

【今日の難読漢字】「裲襠」「刃傷」「幾許」全部読めたら漢字マスター!「幾許」を「ききょ」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「裲襠」

「刃傷」

「幾許

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「裲襠」!

「裲襠」は、中国や日本で古くから用いられたあるものを表します。

……と聞くと、見たことも聞いたこともないように感じますよね。

 

でも実は、みなさんも一度は見たことがあるはず。

それを見かけるのは「結婚式」!

花嫁さんが身につけるものなのですが……

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「裲襠」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「うちかけ

です!

 

「裲襠」は、

「帯を締めた上から羽織る、丈の長い小袖」のことです!

 

結婚式で新婦さんが「色打掛」にお色直ししているのを見たことはないでしょうか。

その「打掛」は、もともと「裲襠」と書いていたのだとか!

 

また、さらにその起源をたどると、

古代中国で武官(軍人)が、礼服として着用していたものなのだとか。

鎧を形式化したもののようで、「りょうとう」とも言うそうです。

 

漢字だけ見ると見慣れないですが、花嫁さんの衣装と考えると覚えやすくなるはず!

ちょっと難しいですが、これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

 

次の難読漢字は「刃傷」!

「刃傷」は、時折ニュースなどでも聞く言葉です。

「とうしょう」と読んでしまいそうになりますが、これは不正解!

 

「刃傷沙汰」と書くと、スムーズに読めるようになるかも?

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「刃傷」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「にんじょう

です!

 

「刃傷」は、

「刃物を使って人を傷つけること」という意味の言葉です!

読んで字の如く、とても物騒な言葉ですよね……

 

「刃傷沙汰(にんじょうざた)」になると、刃物を使うほど大きな喧嘩のことを指し、

同じ読み方の「人情」とはますますかけ離れた言葉になります。

この場合の「沙汰」は、「ざた」と読み方が変化するので注意しましょう!

 

残念ながら、新聞やニュースでも見かける言葉なので、

読めるようになって損はありません。

 

ちなみに「じんじょう」と読んでも正解ではありますが、

「にんじょう」と読む方が一般的です。

読み間違いも含めて覚えておくことをオススメします!

 

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

 

最後の難読漢字は「幾許」!

「幾許」は、「許」の方が少し特殊な読み方をします。

普通に読むと「ききょ」などと読んでしまいそうになりますが、

こちらは不正解。

 

実際は4文字。

「い〇〇く」と読むのですが……

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「幾許」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「いくばく

です!

 

「幾許」は、

「いくらぐらい」「どれほど」「少しばかり」などの意味を持つ言葉です!

 

「余命幾許かしか残されていない」

「幾許の利益が出せた」

など、数字や期間などにかかわる言葉と一緒に使われます。

 

「幾」は「数量が不定であること」を表す言葉。

「幾人もの通行者」などのように数えきれない数に使われます。

 

「許」にも「大体の数」という意味があるため、

「幾許」で「だいたいこれくらい」というような言葉になっています。

 

ちなみに「許」一文字では、「ばく」とは読みません!

「幾」と組み合わせることによって読み方が変わる、特殊な読み方なんです。

 

意味がわかれば、普段の生活でも使いやすい「幾許」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!