今回は「麦唐納」「原す」「燥ぐ」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「麦唐納」
ビールなどの原料である「麦」に、唐辛子の「唐」。そしてそれを「納める」。
はい、まったく意味が分かりませんね・・・。
でも、意外にもこの漢字、「難読漢字の定番」とも言ってもいいくらい、目にした人も多いのではないでしょうか。
最大のヒントとして、これは音読みでも訓読みでもありませんが、
「音読みにすれば、ネイティブに近い発音になる」です。
ということは、英語であることは確定しましたね!
さあ、この続きはヒントを見て考えてみてください。
「麦唐納」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「ばくどうのー」をネイティブ風に発音すると分かるかも!?
ヒント➁ 英語圏の人名で「マ〇〇〇〇ド」です。
ヒント③ Mの字から始まるハンバーガーといえば?
「麦唐納」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「マクドナルド」です!
なんと!これで「マクドナルド」と読むんですね。
ヒントにあるとおり、確かに「マクドナルド」をネイティブ風に発音すると「マ(ク)
ドナ(ッ)ドゥ」なので、「ばくとうのう」と読める「麦唐納」は納得ですね!
「マクドナルド」といえば、知らない人はいないといってもいいほどの世界的なハンバーガーのチェーンストア。
国によってオリジナルのメニューがあったりして、海外旅行に行ってその国オリジナルのハンバーガーを食べてみるという楽しみ方もありです。
「麦唐納」は英語圏での人名の「マクドナルド」さんを指しますが、誰もがこの時点で「ハンバーガー」を思い浮かべてしまう知名度はさすがですよね!
2問目はこの漢字!「原す」
原っぱの「原」に送り仮名の「す」。
というか、「原」って訓読みできるの??というのが本音だと思います。
漢字はすごく簡単なのに、送り仮名がついた途端、読めなくなるこの現象はまさに難読漢字の真骨頂でしょう!
さらに、漢字自体が簡単なのも何だか悔しい・・・。
これは超難問でもあるので、素直にヒントを見た方がいいかも!?
「原す」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇す」の3文字です。
ヒント② 罪をとがめないことを何と言う?
ヒント③ 最初の文字は「ゆ」です。
「原す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゆるす」です!
「原す」とは、「許す」という字と同じで「罪をとがめないこと」です。
もともと、「原」という漢字には「広く平らな土地」という意味の他に、「源」や「根本」といった意味もあり、根本に立ち返るということから転じて「元に戻る」、「根本を見定める」となったようです。
確かに、大草原のような広い「原っぱ」は、大地の「根本」のような感じがしますし、全ての罪を許してしまいそうな、そんな荘厳さも持ち合わせていますもんね!
最後はこの漢字!「燥ぐ」
「燥ぐ」って、見慣れない漢字ですよね。
ただ、読み方を聞けば日常よく使う言葉だと分かりますよ。
「燥ぐ」の「燥」は、「乾燥」の「そう」ですよね。
だからつい「そうぐ」と読みたくなってしまいますが・・・違います!
さっそく読み方を見ていきましょう。
「燥ぐ」の読み方のヒントは・・・?
- 「燥ぐ」とは、「調子に乗って騒ぐ、ふざける」と言う意味をもっています。
- 「燥ぐ」のもう1つの意味は、「乾燥する、乾く」です。
「乾燥」の「乾」は「乾く(かわく)」という意味ですが、「燥」にも同じような意味があります。
そのため②のように「燥ぐ」と書いて「乾燥する」という意味になるんです。
ただ、一般的な「燥ぐ」は、①の意味で使われます。
例えば、「子供が新しいおもちゃを買ってもらって燥いでいる」など・・・
さあ、分かりましたか?
「燥ぐ」の読み方の答えは・
正解は、「はしゃぐ」でした!
「乾燥」の「燥」で「はしゃぐ」なんて、意外ですよね。
現在は「燥ぐ(はしゃぐ)」というと無邪気で可愛らしい印象がありますが、本来は「浮ついて悪ふざけする」ような良くない騒ぎ方を指す言葉なんですよ。
また、「燥ぐ(はしゃぐ)」には「乾燥する」という意味もありますが、現在そういう意味では使いませんよね。
島崎藤村の『破壊』の中に「それはめずらしく燥いだ風のない日で…」という1文があります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!