漢字読み講座

【今日の難読漢字】「尼通」「呷る」「蒙る」「野分」「お襁褓」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「尼通」

「呷る」

「蒙る」

「野分」

「お襁褓」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「尼通」です!

昔、手塚治虫さんの「三つ目がとおる」という漫画がありましたが、今回は「尼さんが通る」ですwww

 

「尼さん」とは、出家した女性のことを指しますが、尼さんが通る場所ってどこなんでしょうか?

「〇〇通り」など、商店街などにある大通りの名前なども予想できますが、正解はどうでしょうか?

 

ヒントを見て、一緒に考えてみましょう!

 

「尼通」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 実は、「尼通」は人物名です。

ヒント② 「ニ〇ー〇ン」の5文字です。

ヒント③ リンゴが落ちる現象から導いたものとは?

 

「尼通」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ニュートン」です!

 

「ニュートン」といえば、リンゴが落ちる現象から「万有引力」の法則を解明したと言われている、イギリスの哲学者、物理学者、天文学者、神学者・・・、一言でいうと天才です。

 

そんな「尼通」が生きた時代はまさにペストが流行していた暗黒時代。

普通の人であれば、そんな疫病に世界が飲まれようとしている現状に嘆き、悲観するものですが、なんとこの天才「尼通」は、家からなかなか出られない日常に対し、

 

「これで学問に集中できる!」と喜んだそうです・・・。

 

何という発想の転回!もう凄いの一言しかありませんね。

2つ目の漢字は「呷る」です!

難読漢字クイズのお時間です。

「呷る」という漢字、読むことができますか?

「呻る(うなる)」という漢字によく似ていますが、じっくり見てみると違う漢字であることが分かるでしょう。

あなたはこの漢字を読むことができるでしょうか。

それでは考えてみましょう。

「呷る」の読み方のヒントは?

お酒をはじめとした飲み物を一気に飲むことを表します。

「むしゃくしゃしていたので、ジョッキを呷った」のように使います。

通常の飲む動作よりも勢いは激しいイメージです。

それでは正解の発表です。

正解は…

正解は…

あおる

でした!

飲み物をぐびぐびと飲む様子が伝わってくる言葉ですね。

一方で、「呷う」と書いて「すう」という読みもあります。

こちらはすするように飲む様子を表します。

同じ漢字ではありますが、また違った情景が浮かんできて面白いですね。

仕事終わりやお風呂上がりに呷るビールが好きという方も多いかもしれませんが、お酒はほどほどに。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「蒙る」です!

「蒙る」の読み方をご存じでしょうか?

「啓蒙(けいもう)」などの言葉がありますが「もうる」と読むのは間違いです。

今回の正解は、音読みではなく訓読みになりますよ。

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「蒙る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇る」の4文字です。
  2. 被害や恩恵を受けること。
  3. その試合では、初回から大きな打撃を蒙った。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「蒙る」の読み方!正解は?

正解は「こうむる」です!

よく聞く言葉ですが、漢字で書くと読みにくいですね。

一般には「被(こうむ)る」と表記することの方が多いかも知れません。

意味は、被害や恩恵を受けたり、何かの許可をもらうことです。

以下は使い方の例になります。

  • 先生からは多大な恩恵を蒙りました。
  • 格別のお引き立てを蒙り、ありがとうございます。
  • あなたのミスが原因で大きな損害を蒙った。
  • その役はごめん蒙りたいです。

ただし「被る」と書く場合は「かぶる」と読むこともできます。

「かぶる」と読む場合は、帽子などをかぶったり、何かが重複したりするという意味なので、注意しましょう。

4つ目の漢字は「野分」です!

「野分」の読み方をご存じでしょうか?

素直に読むと「やぶん」ですが、もちろん間違いです。

小学校で習う簡単な漢字しか使っていませんが、なかなか難読ですね…

さて、あなたには読むことができますか?

「野分」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 秋から冬に吹く強い風のこと
  3. 野分の候、皆様おかわりなくお過ごしでしょうか

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「野分」の読み方!正解は!?

正解は「のわき」です。

「のわけ」でも正解ですが、一般的には「のわき」と読むことが多いでしょう。

野分とは秋から冬にかけて吹き荒れる暴風のことで、草をかき分けるように吹くことから「野分(のわき)」と呼ばれます。

日常ではほとんど使われない言葉ですが「野分の候」はヒントで示したように、時候の挨拶として使われます。

また、俳句では野分は秋の季語として使われる言葉です。

強い風を表す言葉には、台風、突風、暴風、疾風など様々な表現がありますが、野分と呼ぶと情景が浮かび、とても風流に感じますね。

5つ目の漢字は「お襁褓」です!

お襁褓」と書いて、なんと読むか分かりますか?

絶対に誰でも使った事のある物です!

お襁褓のカバーもある位、世の中では必需品となっています。

さて、「お襁褓」と書いて、なんと読むでしょうか?

「お襁褓」読み方のヒントは?

もともと赤ちゃんの体をくるむ布を襁褓と呼んでいて、そこから「お襁褓」が独立していっていたのだとか。

たしかに、お襁褓が独立していないと困りますよね。

今は12時間くらいでも平気なものが出ていますが、昔は布しかなく、2~3時間ごとに変える必要があり、どこの母も相当に大変だったことが安易に予測できます。

紙でできたものは非常に便利で、画期的な発明品だったといえるでしょう。

必需品なのですが、漢字が難儀すぎてどのメーカーもひらがなやカタカナになっており、漢字で書いてあるのを見たことがありません。

「お襁褓」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「お襁褓」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「おむつ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!