漢字読み講座

「抉る」「何方道」「吝か」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「抉る」「何方道」「吝か」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「抉る」

「抉る」読み方のヒントは?

快挙(かいきょ)の「快」によく似ていますが

抉るは、ほじくり出すという意味です。

ほじくり出す事を他に言い換えると、答えは簡単かも知れません。

「抉る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「えぐる」

です!

 

使い方は、

「開かない金庫から抉り出す」

のように、こじ開けてねじりだすさまを表す言葉です。

金庫が開かないなら、バールなどをこじ入れて無理にひねり出す様子ですね!

 

他にも、無神経な人や残酷な子どもの言葉に

胸を抉る思い

をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

他にもお菓子などの一部分が無くなっていた時に、「抉られている」と使う事も多いです。

抉るのは自分を主として使う言葉で、他人が抉った場合は抉られているになります。

ただ、無くなっている、解体されているというよりも、より感情を大きく動かせる場合に使います。

 

事件のルポルタージュなどは、「事件を抉る!」と見出しが出ますよね。

より深く傷ついたことを表す時にでも使ってみましょう。

2問目はこの漢字!「何方道」

「何方道」の読み方をご存知でしょうか?

「なんぽうどう」や「いずかたみち」ではありませんよ。

これが読める方は、かなり少ないのではないかと思います。

日常ではよく使われる言葉なのですが…

さて、あなたには読むことができますか?

「何方道」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
  2. 「いずれにしても」「結局は」といった意味です
  3. 「何方道、彼は来ないと思うよ」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「何方道」の読み方!正解は!?

正解は「どっちみち」です!

「何方」という漢字には「どっち」「どなた」「いずかた」などの読み方がありますが、「何方道」と書くと「どっちみち」という読み方になります。

「何道(どのみち)」という言葉もありますが、意味は「どっちみち」と同じです。

「どっちみち」という言葉には何となく投げやりな雰囲気もありますが、勇気が出ない時には「どっちみち、やるしかないんだ!」と自分を励ます言葉としても使えますね。

最後はこの漢字!「吝か」

「吝か」の読み方をご存じでしょうか?

何となく雰囲気から「いささか」と読んでしまった方もいらっしゃるかも知れませんが、それは間違いです。

「いささか」は「些か」と書きますね。

「吝か」も、日常的によく耳にする言葉なのですが…

さて、あなたには読むことができるでしょうか?

「吝か」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇か」の4文字
  2. 意味は、ケチケチしたり、物惜しみすること
  3. 「吝かではない」や「吝かではありません」と、否定形で用います

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「吝か」の読み方!正解は!?

正解は「やぶさか」です。

意味は、ヒントに示したように「物惜しみすること」

使用例としては「参加することは、やぶさかではありません」「協力もやぶさかではない」などがあります。

一般に否定形で使われるため「喜んで参加します」「積極的に協力しましょう」といった意味になりますね。

「やぶさかではない」を「仕方ない」という意味と勘違いされている方も多いようですが、全く逆の「喜んでする」という意味なので注意しましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!