漢字読み講座

【今日の難読漢字】「猩々」「肯えて」「平型洋琴」「篩」「剥製」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「猩々」

「肯えて」

「平型洋琴」

「篩」

「剥製」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「猩々」です!

猩々

この漢字、なんて読むかわかりますか?

「ほしぼし」ではありません。

星々によく似ていますが獣片が星についていますね。この言葉は動物を表す言葉です。

どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!

「猩々」読み方のヒントは?

猩々は「古典書物に記された架空の動物」で能の演目にも取り上げられています。

現実の動物では一応「オラウータン」を指すこともあります。

ここで大ヒント!々は前の字の繰り返しですから読みも猩の繰り返しになります。

 

「猩々」の読み方、正解は・・・

それでは正解です。

 

正解はしょうじょうでした。

「猩々」は顔は人、体は朱紅色の長毛の猿で大酒のみな架空の動物だそうです。転じて大酒家や赤色のものを指すこともあるそうですが現代では通じなさそうですね。

「猩々」は 能の演目で五番目物の曲名「猩猩」に出てくるそうなので能を見る機会があるなら知識として覚えておくと楽しめそうですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2つ目の漢字は「肯えて」です!

「肯えて」の読み方をご存じでしょうか?

「肯定(こうてい)」の「肯」ですが、「こうえて」と読むのは、もちろん間違いです。

漢字にすると読みにくいけれど、実はしょっちゅう聞く一般的な言葉ですよ。

さて、あなたには読むことができますか?

「肯えて」の読み方のヒントはこちら!

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
  2. 難しい状況を承知の上で挑戦する場合などに使います。
  3. 車も持っているが、肯えて電車で行ってみた。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「肯えて」の読み方!正解は!?

正解は「あえて」です。

一般には、ひらがなで書いたり「敢えて」と表記することが多いですね。

意味としてはヒントで紹介したように、難しい状況を承知の上で臨む場合によく使われます。

「あえてアルバイトとして働いている」のような使い方ですね。

また、もう一つの用法として、否定的な言い方に用いる使い方もあります。

たとえば「あえて出向く程のことではないだろう」「あえて参考書を買う必要はない」のように「取り立てる程のことではない」という場合の言い方です。

同じ言葉ですが、使い方で微妙に意味合いが異なるので、注意しましょう。

3つ目の漢字は「平型洋琴」です!

本日の難読漢字クイズは…

「平型洋琴」です!

きっと見たことがあるはずですよ。

イメージを膨らませて考えてみてください。

「平型洋琴」の読み方のヒントは?

1.「平型洋琴」をカタカナにすると7文字です。

2.「平型洋琴」が日本に入ってきたのは1900(明治33)年といわれています。

3.「平型洋琴」が自宅にある人は、お金持ちかも!

正解は…

正解は「グランドピアノ」でした!

「平型洋琴(グランドピアノ)」は、クラシックコンサートで目にする奥行きのあるピアノです。

メーカーによりますが、高さは約100㎝、奥行きは149から227㎝程度。大きいですね!

ちなみに一般家庭に多いアップライトピアノは「竪式洋琴」と書きます。高さは120から130cm前後、奥行きは最大でも130cm程度です。

両者の違いは、鍵盤とつながっている内部のハンマーの位置。

「平型洋琴(グランドピアノ)」は鍵盤と平行ですが、「竪式洋琴(アップライトピアノ)」は垂直です。

「洋琴(ピアノ)」の起源

「洋琴(ピアノ)」を発明したのは、イタリアの楽器制作家バルトロメオ・クリストフォリという人物でした。

「洋琴(ピアノ)」の正式名称は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」といいます。

4つ目の漢字は「篩」です!

「篩

これ、何と読むかわかりますか?

 

とある道具の名前なのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「篩」読み方のヒント!

 

「篩」は、漢字を印象だけで覚えていると

「くし」や「かんざし」と読んでしまいがち。

 

「くし」は「櫛」、「かんざし」は「簪」と書くので不正解!

「篩」は、調理道具なんです!!

 

さて、読めたでしょうか?

 

「篩」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ふるい

です!

 

「篩」は、

「まるい枠に金網や布を張った道具」のことです。

 

小麦粉などの粉状のものを、細かくより分けるために使う道具なので、

お菓子作りやパン作りをする方にとってはおなじみの道具ですよね。

 

ザルなどで代用する方も多いので、篩がご自宅にある方は少ないかもしれません。

ですが、言葉としては頻繁に使われているんです。

 

慣用句として「篩にかける」という言葉があります。

 

これは、篩で粉をより分けるように、

「多くの人やものの中から厳選する」という意味で使われます。

 

「全国の優秀な選手を篩にかけて選ばれたのが、日本代表です」

のように使われますよ。

 

道具自体を使ったことがなくても、

実は言葉として身近な存在だった「篩」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

5つ目の漢字は「剥製」です!

剥製」と書いて、なんと読むか分かりますか?

スモークした食材の(くんせい)は「燻製」と書きます。

食べるものではなく、昔からあるものです。

昔は、玄関に「剥製」を置いている家もよくありました。

夜になると動き出すという大人のジョークが冗談に聞こえなかった位、迫力があります!

さて、「剥製」と書いて、なんと読むでしょうか?

「剥製」読み方のヒントは?

「剥製」とは、動物標本の一種です。

哺乳類や鳥類などが死んだあと、内臓などを取り出し、ほぼ皮だけの状態にし、ボディを詰めて整えた物です。

博物館などに居る剥製は、どの剥製も生きているかのような迫力です。

特に、鳥やムササビなどは飛んでいる瞬間を切り取ったかのような、本当に今にも動き出しそうなリアルな姿を見ることができます。

最近では、飼っていたペットを剥製にする人も多いのだそう。

いつまでもペットと居たい、その熱い気持ち、とてもよくわかります!

しかし、まあまあなお値段がするのでお財布とよく相談してからにしましょう。

「剥製」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「剝製」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「はくせい」

です!

 

大人になった今でも、剥製が怖いです。

読み方もぜひ、覚えておいてください。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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flower
とにかく本が好きです!