今日の難読漢字は
「鼾」
「項」
「拇」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「鼾」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 人が発するあるものの名前です。 文字のなかに「鼻」があることから、鼻や呼吸に関係します。
最初の一文字目は「い」です。 わざとではないのですが、寝ている時にこの音を出してしまう人が少なくありません。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「鼾」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いびき」
です!
鼻を干すと書いて、鼾(いびき)。 呼吸の通る気道が狭くなってしまうことが原因で、寝ている時に大きなうるさい音を出してしまう のがいびきです。 いびきは疲れやアルコールなどによる一時的な原因の他に、肥満やその他の病気など慢性的な原因があります。 いびきはかいている本人も、聞かされる周りの人たちの睡眠も浅くなってしまうため、 できることならかかないようにしたいものですよね。 最近では「いびき外来」といった専門の病院があります。 スリープスプリントといういびきを低減するマウスピースや、 CPAPといういびきに非常に効果的な機器もありますので、 いびきが気になる方はぜひ一度病院で診てもらうことをおすすめします!
2つ目は「項」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 体のある部分の名前ですが、あまりしょっちゅう耳にするわけでもない部分かなと思います。
最初の一文字目は「う」です。 体の場所としては上半身です。その部分は男性にもあるのですが、 どちらかというと女性の場合に使うことが多いです。 女性的で魅力的な部分、といった印象が一般的だと思われます。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「項」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「うなじ」
です!
うなじは首の後ろの部分で、えりくびやくびすじ、などと同様の言葉ですね。 「うな」自体に頭という意味があり、そのしり(後ろ側)からうなじとなった と言われています。 「うなずく」が同様に頭に関する言葉なのも納得ですね。 うなじが女性の魅力的な部分の象徴となったのは、江戸時代に儒教の影響を受けたことに よるものだとか。当時は女性が肌を露出することを避けるため、胸やお尻は帯で隠していたそうです。 代わりに眉とうなじが数少ない女性の露出部分として、お化粧や後れ毛などで色気を感じさせる 部分となっていったようです。
最後の難読漢字は「拇」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 体のある部分の名前です。この部分は漢字2文字で表すことが一般的ですが、 この漢字1文字でもその意味になります。
最初の一文字目は「お」です。 手偏の漢字であることから、手に関する言葉となります。 またこの漢字を使った言葉で一番身近なのは、やはり「拇印」でしょうか。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「拇」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おやゆび」
です!
親指とも書きますが、印鑑の代わりに拇印で使う指ですね。 おやゆびは「お父さん指」とも言われますが、漢字では手の「母」なのが不思議ですね。 これは医学用語では母指(ぼし)と呼ばれており、この母はお母さんというよりは、 すべての基本や大元といった意味で使われています。 数学でいうと母数とか分母とかにあたりますね。 医学用語で他の指は、人差し指から順に示指(じし)、中指(ちゅうし)、環指(かんし)、小指(しょうし) というそうです。 薬指の環指は、指輪をするからこの名前になったかと思うと、医学用語も意外とロマンチックですね。