今回の難読漢字は「蛙声」「拙い」「石決明」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「蛙声」
「蛙声」は何と読むかご存知でしょうか?
「蛙」は「かえる」や「かわず」と読めるので「かえるごえ」か「かわずごえ」?
ではありませんよ…
さて、何と読むのでしょうか?
「蛙声」の読み方のヒントはこちら
- 意味は読んだそのまま、かえるの鳴き声のことです
- 読み方の字数は、3文字で「〇せい」になります
- 「蛙声」の「蛙」は「蛙水」「玄蛙」と、同じ読み方です
以上3つのヒントから考えてください。
「蛙声」の読み方がわかりましたか…?
「蛙声」の読み方!正解は!?
正解は「あせい」です!
この言葉を聞いたことのない方には、ちょっと想像がつかなかったかもしれません
蛙声には「かえるの声」以外に「みだらな音楽」という意味もあるようです。
ちなみに、ヒントに出した「蛙水(あすい)」と「玄蛙(げんあ)」は、いずれも江戸時代後期の俳人の名前です。
かえるの句といえば、松尾芭蕉の「古池やかわず飛びこむ水の音」が有名ですね。
静まり返った空気の中で、かえるが池に飛び込んだ音だけが聞こえてきた…
この句の情景を思うと、心まで静まり返る気持ちがします。
蛙声から話が脱線してしまいましたが、漢字から思いをはせるのも、時には楽しいです。
2問目はこの漢字!「拙い」
「拙い」と書いて、なんと読むか分かりますか?
能力が劣っていることや、うまくできない、ふつつかという意味です。
「まだまだ拙いですが、よろしくお願いします。」
なんてサッという事ができれば、相手からの印象はいいようにガラッと変わるでしょう。
何事も、当たり前という態度より、謙遜な態度で居れば物事は上手く運びますよ!
さて、「拙い」と書いてなんと読むでしょうか?
「拙い」読み方のヒントは?
拙いという言葉は、人に自慢できるような状態ではないを指します。
一生懸命努力はしているけれど、自信がない場合など
「下手ですが」と言い切ってしまうより、
「拙いですが」と前置きした方が不快感なくスマートに聴こえます。
そして、拙いながらも努力が見える、光るものがあるなどと好意的にも取ってもらえますよ。
「拙い」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇い」です!
反対語は、「巧み」です。
さあ、もうわかりましたか?
「拙い」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つたない」
です!
(まずい)とも読みますが、(つたない)が主に使われています。
コミュニケーションを円滑にしたい場合、ぜひ使って行きたい言葉です!
最後はこの漢字!「石決明」
数ある難読漢字といえど、今回の「石決明」はその中でも超難問です!
難読漢字をこよなく愛する皆さんは、読み方のセオリーやこれまでの経験などで、「これは音読み系だな」とか「これは当て字だな」と分かると思います。
音読みにすれば「せっけつめい」となり、意外にも正解となります。
・・・ということで、いつもの通りその他のもっとメジャーな読み方をお答えいただきましょう!!
「石決明」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② これは漢方ですが、その主となる「貝の名前」は「熨斗」に関係します。
ヒント③ 最初の文字は「ア」です。
「石決明」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「アワビ」です!
もちろん、「アワビ」といえばあの高級食材でもある貝の「鮑」のことです。
正確には、「石決明」とは「アワビの殻の粉を主とした漢方薬」のことですが、そこから転じて「石決明」も「アワビ」と読むようになりました。
ちなみに、この「石決明」の効能は「めまい、のぼせ、耳鳴り、目の充血」などの視神経や耳に関係する症状を緩和するほか、肝機能を整えることでも知られています。
「アワビ」って、中の身だけでなく殻までも人間にとって有用なんですね!