今回の難読漢字は「仮漆」「微かに」「玉筋魚」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「仮漆」
突然ですが、みなさんは「漆」って何かご存じですか?
何となく、お椀や陶器、木製の建造物などに塗られている赤色や紺色っぽい「何か」というイメージが強いと思いますが、「漆」はウルシという樹木からとれる樹液です。
いわゆる、天然の接着材とか塗料にあたるものですね。
この「漆」が仮となったものが「仮漆」です。
なんとなくイメージができたところで、ヒントを見て確信に変えましょう!
「仮漆」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはカタカナで「〇〇」です。
ヒント➁ 主にホームセンターなどで販売しています。
ヒント③ 絵具などで塗った作品を保護します。
「仮漆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ニス」です!
「ニス」は、小学校の工作の授業でもお馴染み、粘土などで作った作品に色を塗った後にコーティングするものですね。
「ニス」は基本的には木材用の塗料の一種とされており、透明または半透明の被膜を形成するもので、アクリル、ウレタン、ラッカーなどたくさんの種類があります。
DIYを普段からする人ならばその使い分けもお手の物だと思いますが、アクリルは塗るのが簡単で手軽な半面、強度や耐久度は低く、ウレタンは被膜形成が厚く強いので床や下駄箱などに利用されます。
まさに、仮初の姿で登場している現代の「漆」、それが「仮漆」です!
2問目はこの漢字!「微か」
「微か」と書いて、なんと読むかわかりますか?
微妙の「微」ですが、(び)ではありません。
微かに感じるわずかな可能性にかけて、思い切って告白したりもします。
さて、なんと読むでしょうか?
「微か」読み方のヒントは?
テスト中でもハッキリとは思いだせないけど、
確か答えはこれだったと思うんだけど…。
なんてぼんやりした記憶の時には「微かな記憶」などとも使います。
どこから聞こえるのか分からないけど、どこからか微かなサイレンの音がする。
なんて使い方もできます。
「微か」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇か」です。
さあ、もうわかりましたか?
「微か」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かすか」
です!
年齢とともに、思い切って微かな可能性に懸けるようなことも無くなってしまいますが、
逆に微かに感じる違和感や、微かに感じる音などには敏感になります。
微かという意味は、かろうじて認められる程度であり、
はっきりとは分からないという意味なので、幅広く使える言葉のひとつです。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「玉筋魚」
どこからどう見ても「たますじ」の部分が目立って、「魚」はオマケ程度の言葉に見えますねwww
でも、ここで指す「玉」っていったい何でしょうか?
何かの「魚」であることは間違いないでしょうし、「卵」そのものを意味するのか、「玉のような筋がある」と解するのか、はたまた真相はどちらでしょうか。
さらにこの「筋」という漢字についてですが、一説によると「筋」という漢字を使うのは中国の方での表記で、正しくは「お箸」を意味する「筯」なんだとか。
確かに、「お箸」の方が魚の容姿を的確に捉えていますもんね!
「玉筋魚」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇ご」の4文字です。
ヒント② 関東では「こうなご」と呼んだりします。
ヒント③ 佃煮の定番ですね。
「玉筋魚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いかなご」です!
「玉筋魚」とは、分かりやすく言えば「佃煮の定番となっている小魚」でしょうかwww
関東では「こおなご」、関西では「しんこ」などと呼ばれてもいますね。
佃煮になると、サイズがすごく小さいですが、実際に泳いでいる「玉筋魚」は大人になると20cmほどにもなるんだとか。
冒頭にも書きましたが、まさにこれは「海のお箸」と言っても過言ではありませんね!