漢字読み講座

「曲り形」「競る」「開ける」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「曲り形」「競る」「開ける」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「曲り形」

「曲り形」読み方のヒントは?

曲がったかたちというイメージですが「まがりかたち」ではありません。

まがるという事には間違いはないのですが、物事の状態が不完全であるという意味の言葉になります。

もっと言えば「まがり」までは合っています。

「曲り形」読み方のもうひとつのヒントは?

形という漢字には

「形状(けいじょう)」

「大きな形(なり)をしている」

「丸形(まるがた)」

など色々な読み方ができます。

「曲り形」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「まがりなり」

です!

 

曲がった形のものや物事の状態が不完全の物を指します。

 

類義語としては、

「どうにかこうにか」「かろうじて」などがあります。

意味としては、

最短や、まっすぐではなく、道を外れながらも進んでいくという感じです。

使用例としては、

「若い二人が結婚したけど、曲がり形にも生活をしている」

「通学路を歩いて帰る時に、曲がり形にも寄り道せずに帰ってきている」

「私なりに、曲がり形にも人生を進んでいる」

などでしょうか? ほほえましいですね。

2問目はこの漢字!「競る」

「競る」の読み方をご存知でしょうか?

「きそる」と読むのは間違いなので、注意してくださいね。

誰でも知っている簡単な漢字なのに、なかなか読みにくい…

さて、あなたには読むことができますか?

「競る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
  2. 意味は、他に負けないように競い合うこと
  3. 「ランナーはゴール直前まで競り合った」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「競る」の読み方!正解は!?

正解は「せる」です!

「せる」の基本的な意味は、ヒントでも紹介したように、競い合うことですが、他にも以下の2つの意味を持ちます。

  1. 競売で、高値をせり合うこと
  2. 行商が声を上げて売りながら歩くこと。もしくは、行商を行うこと

「せる」という言葉は、とくに勝負事で使われる場合が多いようです。

「せる」は「糶る」と表記することもできます。

意味は「競る」と同じく、高値を競い合ったり、勝負で勝つために競い合うことです。

最後はこの漢字!「開ける」

「開ける」の読み方をご存じでしょうか?

今回は「ひらける」「あける」以外の読み方で答えてくださいね。

「え、それ以外に読み方があるの?」と驚く方もいらっしゃるかも。

そうです、他にも読み方があるんですよ。

さて、あなたにはわかりますか?

「開ける」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇ける」の4文字です
  2. 「衣類が乱れて開く」や「衣類の前を解禁する」という意味があります
  3. 「シャツの胸を開ける」のように使います

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「開ける」の読み方!正解は!?

正解は「はだける」です。

「はだける」を使うのは、シャツのボタンをはずして前を広げたり、着物の裾が乱れてしまった場合などです。

また、足や手を大きく広げたり、口や目などを大きく開けることを「はだける」と表現する場合も。

一方の「あける」という読み方は「ドアをあける」「蓋をあける」という時に使います。

また、「ひらける」という読み方は「道がひらける」「未来がひらける」という使い方をしますね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!