今回の難読漢字は「徒ならぬ」「金糸雀」「鱲子」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「徒ならぬ」
「徒ならぬ」の読み方をご存知でしょうか?
「とならぬ」ではありませんよ。
「従」は「生徒(せいと)」の「と」なので、「とならぬ」って読みたくなる気持ちはよく分かるのですが…
それでは正しい読み方は?
「徒ならぬ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇ならぬ」の5文字
- 「普通ではない」「見過ごせない」といった意味です
- 「徒ならぬ事件が起きたようだ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「徒ならぬ」の読み方!正解は!?
正解は「ただならぬ」です!
「徒」という字は、普通は「生徒」「使徒」のように「と」と読むか、「従う」のように「したが」と読むかのどちらかなので、「ただならぬ」はかなり難読だといえます。
「徒」という漢字には、「空虚、普通、ただの」といった意味があるため「ならぬ」という打消しの言葉が続くことで「普通ではない」といった意味になるのですね。
「ただならぬ気配!」などと聞くと、少し時代劇がかって感じるかも?
普段の会話では聞くことが少ない言葉ですが、小説やドラマでは出てきますよ。
この機会に、ぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「金糸雀」
14「金糸雀」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(きんしすずめ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「金糸雀」読み方のヒントは?
雀の文字が入っていることからすでにお察しだとは思いますが、ズバリ「鳥の名前」です。
「金糸雀」読み方のもうひとつのヒントは?
外国の鳥なので、カタカナ表記で見かけることが多い鳥です。
見た目についてもまさに文字通りで、雀の文字通り小型で、金糸のように美しく繊細な鳥というと・・・?
「金糸雀」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「カナリア」
です!
原産地のカナリア諸島から名前をとり、小型でカナリアイエローと言われる美しくかわいらしい見た目を持った、ペットとしても人気の鳥です。さえずりも美しく、日本では江戸時代から人気のある鳥だったそうです。
カナリアというと一番にイメージするのが「炭鉱の採掘に連れて行く鳥」ではないでしょうか?
カナリアは呼吸器官が特殊な構造をしているため、毒物に敏感であると言われています。そのため炭鉱では一酸化炭素など人間にとって危険なガスをいち早く察知できる存在でした。常にさえずる品種が連れて行かれ、毒ガスを検知するとすぐに鳴き止むため、人間にとっても危険をすぐに察知することができたそうです。
もちろん今ではより正確で人道的な探知機に取って代わられています。よかったですね。
最後はこの漢字!「鱲子」
「鱲子」って何て読むか分かりますか?
魚へんだから、魚に関する何かだと思いますよね?
そうです!魚を干して作った食べ物の名前です。
ひらがな4文字で表します。
”〇〇〇〇”
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「鱲子」の読み方のヒントは?
- ヒント①:乾物の一種です
- ヒント②:卵巣を使って作ります
- ヒント③:日本3大珍味の一つと言われています
- ヒント④:形が中国の「唐墨」に似ていることからこの名前が付きました
何と読むか分かりましたか?
「鱲子」の読み方、正解は……
正解は……
「からすみ」
です!
ボラの卵巣を塩漬けにし、圧搾して干したものを言います。
日本の三大珍味とは「からすみ」「このわた」「うに」です。
からすみは高級品として扱われています。
からすみが高級な理由として以下の3つです。
- おいしいボラの生息域が限られていて、大量に獲れないこと
- からすみに適したボラの卵巣が限定されていること
- かなり手間暇をかけて製造していること
ボラ以外にもサワラ・ブリなどの卵巣を使う場合もあります。
からすみは日本以外でもつくられており、ヨーロッパ・中東・アジアなどの世界各地で食べられています。
特にイタリアのからすみ「ボッタルガ」が有名です。
イタリアに行った際は、ぜひ食べてみたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。