漢字読み講座

「香蒲」「耗り」「特牛」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「香蒲」「耗り」「特牛」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「香蒲」

これは読める人も多い、サービス問題かも!?

 

2文字目の「蒲」だけでも同じ読み方をしますが、これはかなり特徴的な形をしているので現物を見れば分かる人も多いはずです。

 

「香」という漢字がついている以上、よい香りがするものでしょうし、2文字目の漢字は「草かんむり」なので植物っぽいイメージもありますね。

 

さあ、ここまできたら正解まではあと一歩!

 

ヒントも参考に、頑張って紐解いていきましょう。

 

「香蒲」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは水辺に自生する植物です。

ヒント② 「〇〇の油」の「〇〇」と同じ読み方をします。

ヒント③ 見た目は「きりたんぽ」です。

 

「香蒲」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「がま」です!

 

よく言われる「ガマの油」のガマとは違い、こちらの「香蒲」は水辺や沼などに自生する植物のものです。

ちなみに、「ガマの油」の「ガマ」はカエルのことを指すようですが、確かなことは不明のようです。

 

今回の「香蒲」は、別名を「ミズクサ」ともいい、花が咲き終わった後の軸は、まさに見た目そのまま「きりたんぽ」のよう。

 

そんな「香蒲」は、若葉は食用として、花粉は生薬として、穂の部分は着火剤とするなど、いろいろな用途に使うことができる万能な草でもあります。

 

「ガマの油」も人間の傷を癒すとされていますし、「がま」という名前のつくものは薬の効果をもつのかもしれませんね!

2問目はこの漢字!「耗り」

難読漢字に挑戦してみましょう。

今回の問題は「耗り」の読み方です!

「消耗する」という言葉が浮かびませんか?

つい「もうり」と読んでしまいそうになりますが…

「耗り」の読み方のヒントは?

1.「耗り」がない:消息がわからないことや安否が定かでないこと

2.風の「耗り」:噂話や伝聞、小耳に挟んだこと、漏れ伝わった内容

3.めったに息子から連絡が来ないが、「耗り」がないのは良い「耗り」というので心配いらないだろう。

正解は…

正解は…

「たより」

でした!

「頼り」ではなく「便り」です。

「耗り(たより)」には、「知らせ」という意味があります。

使う機会は少ないかもしれませんが、雑誌や新聞でよく目にする言葉です。

「耗」の読みは4種類

「耗」の訓読みは「耗り(たより)」の他に、「耗る(へる)」とも読みます。

音読みは「モウ」と「コウ」です。

よく使われる言葉に「消耗」がありますが、「ショウモウ」だけでなく、「ショウコウ」とも読みます。

意外なことに、本来の正しい読み方は「コウ」の方です!

時代とともに、「モウ」という読み方が定着したのだそう。

同様に「損耗」も、「ソンコウ」と「ソンモウ」の両方が正解です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

最後はこの漢字!「特牛」

日本には各地に何と読むのか見当もつかない、難読地名が点在しています。

特に北海道は沖縄には、独自の文化が根付いた歴史もあって難読地名がたくさんあります。

「新城」と書いて「あらぐすく」。

「勢理客」と書いて「じっちゃく」。

「足寄」と書いて「あしょろ」。

「花岬」と書いて「ばんなぐろ」など・・・

漢字からは全く想像もつかない読み方は、ユニークだと感じてしまうほどですよね。

「特牛」も何と読むのか楽しみですね。

さっそく見ていきましょう!

「特牛」の読み方のヒントは・・・?

上に挙げたように、難読地名は漢字を見ても予想が難しいものばかりですよね。

「特牛」も例外ではありません・・・

そこで、ヒントです!

読み方はひらがなで「〇っ〇〇」の4文字です。

「特牛」の読み方の答えは・・・

正解は、「こっとい」でした!

「特牛」は、山口県下関市にある地名です。

語源は「ことい」。

牡牛を表す「ことい」から取ったという説や、小さな入り江を示す「琴江(ことえ)」がなまったという説「重荷を負う屈強な牛」という意味から取ったという説などがあります。

地名の語源や由来って、詳しく研究されているものなんだと感心しますね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!