今回のお題は「紺碧」「非ず」「相伴」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「紺碧」
藍色とも呼ばれる「紺色」は、デニムの色としてもお馴染みの濃い青っぽい色をしていますね。
そんな「紺」と、2文字目のなんだか難しい「碧」という漢字。
「碧」という字は漢字検定準1級の難問ですが、「青」や「緑」といった色を表す漢字です。
となると「青×青」で「めちゃくちゃ青!」と言えそうですが、正解はどうでしょうか?
「紺碧」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 「紺」の部分は「こん」で正解です。
ヒント③ 「碧」は音読みで「へき」と読みます。
「紺碧」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こんぺき」です!
「紺碧」の意味は、「深く澄んだ青い色」のことです。
英語では「アジュール」ともいい、宝石でいうところの「ラピスラズリ」にあたります。
「明るく鮮やかな青」を表す「紺碧」は、「碧」の1文字だけでも「青く美しい宝石」という意味もあり、単語としても綺麗な漢字ですね。
「紺碧」の色をした、青く澄んだ綺麗なプライベートビーチに行ってみたいものです。
2問目はこの漢字!「非ず」
「非日常」や「非常階段」など、普段からよく使われるなじみのある漢字、「非」。
「非行少年」「非情」など、悪い・間違っているという意味合いをイメージする文字ですよね。
ただ、「ず」という送り仮名が付いたとたんに、なんて読むか分からなくなってしまう・・
さっそく見ていきましょう!
「非ず」の読み方のヒントは・・・?
ずばり、「非」という漢字の意味が「非ず」の読み方のヒントになります!
- そのことではない。⇒(例)非公開・非科学的など
- よくない。正しくない。⇒(例)非をあばく
上記の2つの意味をもつ「非」ですが、「非ず」は①の意味をもっています。
そして読み方はひらがなで「〇〇ず」の2文字ですよ!
これで皆さん、分かりましたか?
「非ず」の読み方の答えは・・・
正解は、「あらず」でした!
「そうではない」「違う」という打ち消しの意味で使われる言葉ですが、普段「非ず」なんて言葉使わないけど?と思った方もいるのではないでしょうか。
ところが、意外にもそうではないんです。
「無(な)きにしも非(あら)ず」というよく使う言葉。
「あらず」は「非ず」と書くんです。
案外身近な言葉でも、漢字までは知らないことが多いですよね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「相伴」
「相伴」
どちらもお馴染みの漢字ですが、
案外読み間違えてしまいがち。
あなたは読めるでしょうか?
「相伴」読み方のヒント!
「相伴」は、社会人であれば聞いたことがあるはず。
今はなかなか難しいですが、
お酒の席で聞いたり言ったりしているかも?
さて、あなたは読めますか?
「相伴」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しょうばん」
です!
「相伴」は
「連れ立って行くこと、またはその連れのこと」という意味の言葉です。
あまり馴染みがない言葉のように感じますが、
この意味が転じて
「誰かの連れとして参加して、もてなしを受けること」という意味もあります。
「上司のご相伴にあずかって、食事会に参加する」
なんて言葉は、聞いたことがあるのではないでしょうか。
あくまで自分は正客ではない、という謙譲語のひとつです。
目上の方から何かのお誘いを受けたときに、
「ぜひご相伴にあずかりたいと思います。」と伝えると
とても丁寧な承諾の返事になりますよ。
ちなみにここで使う「あずかる」は、
「恩恵を受ける」という意味の「与る」と書きます。
「預かる」と書くと誤用なので、読みやすいようにひらがなで書くのが無難です!
ビジネス上でとても使いやすい「相伴」。
これを機に、ぜひ読み方や使い方をマスターしてくださいね!