「蚊母鳥」を何と読みますか?
虫なのでしょうか、鳥なのでしょうか…
3つのヒントで考えてみましょう!
「蚊母鳥」の読み方のヒントは?
1.「蚊母鳥」をひらがなにすると「〇〇〇〇ょ〇」になります。
2.「蚊母鳥」は、俳句の世界で夏の季語です。
3.「蚊母鳥」を訳すると、フランス語は「faucon de nuit」、スペイン語は「halcón nocturno」です。
正解は…
正解は「ぶんぼちょう」でした!
「夜鷹(ヨタカ)」の別名です。
「蚊吸鳥(かすいどり)」とも呼ばれます。
「蚊母鳥」は、くちばしは小さいのに口は驚くほど大きく、ひげが生えている不思議な鳥。
夜行性で昆虫を食べる渡り鳥で、毎年4月から夏にかけて日本にやって来ます。
『顔は、ところどころ、味噌みそをつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。』宮沢賢治「よだかの星」より引用
「夜鷹」には、鳥だけでなく私娼や屋台の蕎麦屋といった意味もありますが、「蚊母鳥」は鳥だけを指します。
「蚊母鳥」の「蚊」という漢字は、「虫」のブンブン飛ぶ音を「文」と表したものです。
なお、一説によると「蚊母鳥」を「かのははどり」と読む場合は「蓑虫(ミノムシ)」のことだそう。