今日の難解漢字は、
「睇る」
「擡げる」
「御撮み」
「奈落」
「喟」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「睇る」です!
- 2 「睇る」の読み方のヒントはこちら
- 3 「睇る」の読み方!正解は…!?
- 4 2つ目の漢字は「擡げる」です!
- 5 「擡げる」読み方のヒント!
- 6 「擡げる」の読み方、正解は…
- 7 3つ目の漢字は「御撮み」です!
- 8 「御撮み」の読み方のヒントは?
- 9 正解は…
- 10 「撮」という漢字について
- 11 「御撮み」の定番はなぜ枝豆?
- 12 4つ目の漢字は「奈落」です!
- 13 「奈落」読み方のヒントは?
- 14 「奈落」読み方のもうひとつのヒントは?
- 15 「奈落」の読み方、正解は・・・
- 16 5つ目の漢字は「喟」です!
- 17 「喟」の読み方のヒントは・・・?
- 18 「喟」の読み方の答えは・・・
- 19 まとめ
1つ目の漢字は「睇る」です!
「睇る」の読み方をごぞんじでしょうか?
「弟」という字が使われているので「ている」と読んだ方もいるかも知れませんが、間違いです。
滅多に見かけることのない珍しい漢字ですが、ひらがなに直すとよく聞く言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「睇る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
- これをすると怒られるかも…
- 「睇」の一文字だと「よこめ」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「睇る」の読み方!正解は…!?
正解は「ぬすみみる」です!
難読漢字あるあるかもしれませんが、たった一つの漢字なのに、長い言葉ですね。
ヒントで紹介したように「睇」の一文字だと「よこめ」や「ながしめ」と読みます。
確かに、ぬすみ見をする時は大抵、横目や流し目になりますね。
送り仮名を変えて「睇つ」と書くと「めかりうつ」と読み、こちらも流し目を送ったり、ちらりと見るといった意味です。
ちなみに「睇」は漢字検定1級の超難読漢字。
読めた方はすばらしい漢字マスターですね!
2つ目の漢字は「擡げる」です!
「擡げる」
これ、何と読むかわかりますか?
まったく見慣れない漢字ですよね。
でも私たちの動作に関する言葉なんです。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「擡げる」読み方のヒント!
「擡げる」は、人のある動作のことです。
ヒントは頭!!
よく「頭を擡げる」という文言で使われますよ!
さて、読めたでしょうか?
ちなみに「かかげる」ではありません!
「擡げる」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「もたげる」
です!
「擡げる」は、
「持ち上げる・おこす」という動作を表す言葉です。
「頭を擡げる」だと、「寝ていたり下げていた頭を持ち上げる」という意味になります。
また、「頭をあげる」ことで「人や周りよりも目立つ」という意味に転じて
「今まで隠れていたことや疑念が思い浮かぶ」ことや
「少しずつ勢力が増して目立ってくること」「台頭すること」にも使われます。
「些細な行動に疑念が擡げる」
「改革派が擡げる」
などで使われているので、ニュースやドラマで聞いたことがある方もいるのでは?
ちなみに、この「擡」という漢字は、漢字検定1級の漢字です。
正解できた方は素晴らしい!
漢字がかなり得意な方ですね!
もし正解できなかったとしても、
これを機にしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!
3つ目の漢字は「御撮み」です!
今回の難読漢字クイズは「御撮み」です。
撮影(さつえい)の「撮」ですが…
実は意外な読み方があるのです!
「御撮み」の読み方のヒントは?
1.外国語に訳してみると…
・英語「アペタイザー」
・フランス語「アミューズ・ブーシュ」
・スペイン語「タパス」
2.「御撮み」の類語には「酒肴」「箸休め」「佳肴」などがあります。
3.『どうです粗菓だが一つ御撮みなさい。岐阜の柿羊羹』夏目漱石「虞美人草」より引用
正解は…
正解は「おつまみ」でした。
みなさん大好きですよね!
頭に「御」を付けると食べる「おつまみ」を意味しますが…
「撮み」だけの場合は「雑草の芽を撮む」「音量撮みを回す」のように、動作や器具のでっぱり箇所を意味します。
「撮」という漢字について
「撮」は、人の手をあらわす手へんに「指で無理につまむ」をあらわす「最」、最後に「取」を合わせた会意形声文字。
写真や映画のイメージが強い漢字ですが、「指でつまみとる」という成り立ちです。
「御撮み」の定番はなぜ枝豆?
「御撮み」の定番といえば枝豆ですが、枝豆には肝臓の機能を司るアミノ酸「メチオニン」が豊富に含まれています。
ビールに枝豆の組み合わせは、理にかなった組み合わせなんですね!
4つ目の漢字は「奈落」です!
「奈落」と書いて、なんと読むか分かりますか?
表現として「奈落の底」とか「奈落の落とし穴」とかよく使われていますよね。
使った事はあるかも知れませんが、「奈落」って何のことか知っていますか?
それでは、「奈落」と書いてなんと読むでしょうか?
「奈落」読み方のヒントは?
誰でも「奈落」のイメージは合っていると思います。
これ以上どうにもならない、どんづまり、どん底という意味です。
「奈落の底へ突き落される」なんて言い方もありますね。
どこまでも深い闇に落とされるようで、とても怖いです。
実は「奈落」は仏教でいう所の地獄の事でもあり、地獄に落ちることを奈落に落ちる、奈落に落とされる、地獄での苦しみを例えて「奈落の苦しみ」などと言います。
どちらにせよ、奈落はこれ以上はない酷い状態という意味には変わりはないです。
「奈落」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「奈落」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ならく」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「喟」です!
ストレスでキリキリ傷んだり食べ過ぎでもたれたり・・・
「胃(い)」は体の臓器の中でも、日常的に存在を感じやすい臓器の1つではないでしょうか?
そんな胃に「口へん」がついた「喟」も、体の臓器の1つのような印象を受けます。
何と読むのか?
臓器の1つなのか?
考えていきましょう!
「喟」の読み方のヒントは・・・?
それでは、ヒントです!
1つ目のヒントは、体の臓器かどうかということです。
「喟」はずばり、体の臓器ではありません!
2つ目のヒントは、「喟く」の読み方です。
「喟く」と書いて、「なげく」と読みます!
「喟く(なげく)」ような気持ちの時に口から出る息のことを何といいますか・・・?
「喟」の読み方の答えは・・・
正解は、「ためいき」でした!
「喟」の漢字の意味は、「はぁ」と口から出る息の事。
溜め息の声を表す擬声語です。
形成文字であり、「胃」という漢字に意味はないんだそうですよ。
何とこの漢字、漢字検定1級レベルの文字なんです!
「慷喟(こうき)」と書いて、嘆き溜め息が出ること。
「喟喟(きき)」と書いて溜め息がでることを表します。
「口」と「胃」で「ためいき」。
覚えてしまえば簡単ですよね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!