漢字読み講座

「鬼灯」「著す」「尚早」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「鬼灯」「著す」「尚早」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「鬼灯」

この漢字が使われているタイトルのアニメがあるとおり、「鬼灯」の読み方は一躍有名になりましたよね!

 

アニメを見ない人にとっては、そのまま「おにび」と読んでしまいそうな難しい漢字ですが、読んで字の如く、その姿形はまさに「鬼火」そのものです。

 

ということで、少しヒントになってしまいましたが、この「鬼灯」、あなたは読めますか?

 

「鬼灯」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① 見た目はイチゴや柿やのような形をしていて、中に実があります。

ヒント➁ 浅草の浅草寺には「鬼灯市」が開かれます。

ヒント③ 仏壇にお供えされる植物です。

 

「鬼灯」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ほおずき」です!

 

「鬼灯」は、昔は薬として食されてきた植物の実ですが、現在ではその毒性から口にすることはありません。

 

見た目はイチゴのような柿のような殻の中に、熟すとオレンジ色の、大きさはサクランボ程度の小さな実が成ります。

 

この実は、ぶにぶに揉んでいると柔らかくなり、中に入っている果実を取り除くと風船のようになって遊ぶことができるんですが、最近の若者は知らないでしょうねwww

 

お仏壇にもお供えされるので、お盆などで帰省したときに目にする方も多いと思います。

でも、「鬼火(おにび)」と読める「鬼灯」を仏壇とセットにしてしまうと、少し怖い感じもしてきますね・・・。

2問目はこの漢字!「著す」

小学校で習う「著」という漢字。

 

辞書を調べてみると、「書きあらわす」「著作」「著述」 「目立つ」「あきらか」などの意味を持つことが分かります。

 

でも、言葉としては「ちょ」が一般的な読み方で、訓読みで読むにしても「著しい(いちじるしい)」ですよね。

 

・・・「いちじるす」でもないし、送り仮名一文字の「す」がつくと何と読むか分かりますか?

 

「著す」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇す」の4文字です。

ヒント➁ 意味の「書きあらわす」がヒントです。

ヒント③ 最初の文字は「あ」です!

 

「著す」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「あらわす」です!

 

「著す」とは、意味のとおり「書きあらわす」のことであり、「書物や文章を書いて出版する」ということです。

 

「出版する」ということを「あらわす」という風に、一般的には「表し」ませんが、ライターさんの作品だと「著す」という表現を使います。

 

そのため、「著書」や「著者」は「あらわした書物」や「あらわした人」という意味を持ち、言われてみれば納得の漢字です。

最後はこの漢字!「尚早」

「尚早」の読み方をご存じでしょうか?

勢いで「なおさら」と読んでしまいそうになりますが「なおさら」は「尚更」と書くので、間違いですよ。

普段の会話の中ではあまり出てきませんが、会議などではよく登場する単語です。

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「尚早」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
  2. 「まだ早すぎる」といった意味
  3. 「今決断するのは、尚早だと思う」のように使います。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「尚更」の読み方!正解は!?

正解は「しょうそう」です。

「尚」という字には「まだ、なお」という意味があるので「はやい」という意味の「早」と合わせることで「早すぎる」という意味になります。

例文としては「尚早な判断は失敗を招きかねない」などがあるでしょう。

また、尚早という言葉は「時期尚早」という四文字熟語で使われることが多いと言えます。

「今はまだ時期尚早です」のような言い方は、よく耳にしますね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!