今回のお題は「木耳」「巣窟」「宣う」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「木耳」
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。
「木耳」という漢字、読むことができますか?
もしかすると読むことができる人も少ないかもしれません。
それほど私たちになじみがある「あるもの」の名前をあらわす漢字です。
「木耳」の読み方のヒントは?
まず、「木耳」は食べ物です。
茹でてそのまま食べることもありますが、大体は茹でた後に刻んでラーメンの付け合わせにするなど、脇役のような使われ方をすることが多い食品です。
キノコの一種ですが、食感はクラゲのものに似ています。
この名前もそこからついたのだとか…
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
きくらげ
でした!
「耳」という漢字に「くらげ」という読みはありません。
漢字は「木に生えた耳のような形のキノコ」というところから、読み方は「食感がクラゲに似ている」というところからそれぞれきているみたいです。
今回は普段脇役に徹しているきくらげのお話でした。
次に目にした(口にした)時には漢字も思い出してあげてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「巣窟」
「巣窟」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「窟」の字は、穴や洞穴(ほらあな)の事を指します。
人がわざわざ穴を掘って巣をつくることは、
現在ではあまりないかも知れませんが、
イメージとしてはピッタリです!
さて、なんと読むでしょうか?
「巣窟」読み方のヒントは?
大昔は住居としても使われていましたが、今はあまり見ないです。
現在では、家をパッと捨てて出て行けるようにという意味でも、
悪党の住処(すみか)や、隠れ家、アジト的な意味合いで使われています。
いつでも捨てられる簡易的な居場所という感じですね。
「巣窟」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
病巣という言葉や、卵巣という言葉もあります。
さあ、もうわかりましたか?
「巣窟」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「そうくつ」
です!
ネットでよく(すくつ)と書いているので、間違えて覚えている人も多いです。
すくつと書いているのは、正しく読める人のブラックジョークなので、
ぜひ、正しい読み方を覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「宣う」
「宣う」の読み方をご存じでしょうか?
宣言(せんげん)の「宣」という字ですが、「せんう」と読むのは間違いですよ。
「せん」は音読みですが、正解は訓読みになります。
さて、あなたには読むことができますか?
「宣う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇う」の4文字
- 「言う」の尊敬語
- 皮肉を込めて使うことが多い
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「宣う」の読み方!正解は!?
正解は「のたまう」です!
「のたまう」は「言う」の尊敬語なので「おっしゃる」と同じ意味ですが、神や王など、畏れ多い相手の言葉に対して使います。
「宣」には、広く知らせるといった意味があるため、神や身分の尊い人から下される言葉を「宣う」と表現したのでしょう。
現代では「のたまう」という言葉の意味が変化してきて、皮肉として使われることが多くなりました。
たとえば「今日は暇なので休んでもいいって、店長がのたまっていたわよ」のように使うことが多いようです。
なるほどと思いますが、できたら皮肉は使わずにいたいものですね。