今日の難読漢字は
「薇」
「楤の芽」
「演う」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「薇」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある植物の名前で、季節によってはスーパーで見かけることもあります。
最初の一文字目は「ぜ」です。
春頃に山菜として食べることが多く、その見た目も特徴的です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「薇」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ぜんまい」
です!
ゼンマイはワラビやコゴミと並ぶ、日本の代表的な山菜ですね。
多年生のシダ植物で、春頃に採れるものは栄養価も高く、天ぷらにしたり水煮にしたりとおいしく食べられます。
ゼンマイの新芽は見た目も渦巻状という特徴的な姿をしており、ぜんまいばねの語源にもなっています。
そもそものぜんまい自体の語源は諸説あるようですが、「せんまき(千巻き)」に由来するというのは有力なようです。
ちなみに薔薇(バラ)の2文字目が、ゼンマイと同じ字ですね。
植物としての特徴や科なども全然違うのに同じ字が使われるのは非常に不思議ですね。
2つ目は「楤の芽」
ヒントは全体で4文字、「〇〇の〇」となります。
ある植物の名前で、季節によってはスーパーで見かけることもあります。
最初の一文字目は「た」です。
ずばり5月上旬ころに採れる、ある木の若芽です。天ぷらにすると絶品ですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「楤の芽」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たらのめ」
です!
タラの芽は、「タラノキ」というウコギ科の落葉低木の新芽のことを指します。
旬は5月上旬ころで、やわらかくて食べごたえのある食感と、ほんのりと感じる苦味が特徴的で、山菜の王様とも言われているとか。
天ぷらにするとその絶妙な食感と苦味が味わえ、タラの芽を最も美味しく食べられる調理法といっていいでしょう。
ゴマ和えにしたり炒めてもおいしいので、油との相性がばっちりな食材といえますね。
元になる木が「タラ」という木だと思われがちですが、正しくは「タラノキ」という名前なのがびっくりですね。
魚のタラと同じ名前の木、というのは誤解みたいです。
最後の難読漢字は「演う」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇う」となります。
ある動詞で、文字通り演芸に関係する言葉です。
最初の一文字目は「お」です。
同じ読みの別の漢字もあり、そちらのほうが一般的です。
これはその漢字よりもさらに限定的な状況を指しています。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「演う」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おこなう」
です!
演う(おこなう)は、人前で見せるための芸をする、という意味の言葉です。
「おこなう」というと通常は「行う」のほうを使うことが多いですよね。
実際に演芸などをするときに「行う」を使っても間違いではなく、むしろ演うは少し当て字気味な使い方のようです。
ただ、こちらの言葉のほうがより演し物としての雰囲気が出ますよね。
「漫才を行う」よりも「漫才を演う」のほうが、よりみんなの前で演じたり披露している雰囲気が出ているように感じます。
「行う」だとただ実行しているだけに感じますが、「演う」はさらに人にみてもらう、というニュアンスがちゃんと出ているからでしょうか。