「奴」の下に「弓」と書く、「弩」という漢字があります。
古来に使われていた道具の1つですが、読める人は少ないのではないでしょうか?
ただ、ウルトラジャンプに掲載されアニメ化もされた人気漫画『天上天下』を読んでいる人は読めるかもしれません。
「弩」という名前の一族が登場するからです。
一体何と読むのでしょうか?
「弩」の読み方のヒントとは・・・?
それではヒントです!
「弩」とは東南アジア、特に中国で古代から近世にかけて使われていた武器の1つです。
そう言われてみれば、文字の中に「弓」がありますね!
そうなんです、「弩」は弓の1種なんです。
ただし日本の一般的な「弓」とは違う、強力な武器なんです。
読み方はひらがなで「〇〇ゆみ」の4文字です!
考えてみてください。
「弩」の読み方の答えは・・・
正解は、「いしゆみ」でした!
「弩」は、クロスボウに似た仕組みの武器です。
木などの弾力を利用して石を弾く仕組みです。
平安時代の辞書である『和名類聚抄』にも登場することから、日本にも伝わっていたことが分かります。
仕組みは現代の「クロスボウ」の原型とも言われていて、東南アジアでは「弩」がクロスボウを表す漢字としてつかわれているそうです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。