漢字読み講座

「甘藍」「報い」「怯む」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「甘藍」「報い」「怯む」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「甘藍」

「甘藍」という漢字、かなり難問です。

 

漢字を別々にして読むと、「甘い藍(あい)」となってすごい素敵な響きがするんですが、残念ながら愛のメッセージではありません。

 

普段はカタカナで表記されるもので、まず目にすることがないこの漢字。

 

もしかして、昔からある八百屋さんでは表記されているかも!?

 

「甘藍」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは野菜の名前です。

ヒント➁ 「〇〇〇ツ」の4文字です。

ヒント③ レタスと外観は似ています。

 

「甘藍」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「キャベツ」です!

 

「キャベツ」といえば、誰もが知っている野菜の一つ。

漢字では「甘藍」と書き、「かんらん」と読むのも正解です。

 

そんな「キャベツ」は、アブラナ科の多年草ということで、まさに草というか葉っぱの集合体。

もともとは薬草の一種として、紀元前にヨーロッパで栽培されていたのが起源となっていて、なんと「世界最古の野菜の一つ」とも言われるくらい、輝かしい歴史のある野菜なんです。

 

栄養をたっぷり含んだ「甘藍」、今日の晩御飯は回鍋肉に決まりです!

2問目はこの漢字!「報い」

「報い」と書いて、なんと読むか分かりますか?

報告の(ほう)とは読みません。

口に出す時は、たいてい他者に対して使うもので、

使う時はなぜか変な正義感から、清々しい気持ちになっていることも!?

さて、「報い」と書いてなんと読むでしょうか?

「報い」読み方のヒントは?

因果応報によく似た言葉です。

いい意味でも使いますが、現在では悪いことに対して

自分に跳ね返ってくるという意味で使っています。

結果として報いがくるのを避けるために、

誰が見てなくても悪いことはしないでおこう、

と思っている人も多いと思います。

「報い」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇い」です。

(すくい)でも(ほうい)でもありません。

当然の報いと使います。

さあ、もうわかりましたか?

「報い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「むくい」

です!

 

悪行の報い、前世の報い、報いが来る、報いを与える……などなど。

他にも、「努力が報われる」など、いい意味でも使われています。

ぜひ、使ってみましょう。

最後はこの漢字!「怯む」

「怯む」の読み方をご存じでしょうか?

「法」の字と似ていますが「ほうむ」と読んでしまっては恥ずかしいですよ。

読み方を聞くとよく使う言葉なのですが、漢字で書くことはあまりないかも知れません。

さて、あなたには読むことができますか?

「怯む」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字です。
  2. 意味は「恐れて萎縮してしまう」「気力がなくなって身がすくむ」
  3. 「相手の迫力に怯む」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「怯む」の読み方!正解は!?

正解は「ひるむ」です!

たとえば大声で怒鳴られた時や、大きな雷の音と光に驚いた時など、思わず「ひるんだ」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

「怯」という字を使った言葉には他に、「怯(おび)える」「怯(お)じる」があり、意味はいずれも、怖がってびくびくするということです。

「おびえる」は「脅える」と書くこともでき、意味は同じです。

しかし「脅」という字は相手を怖がらせるという意味も持つため、「脅迫(きょうはく)」「脅威(きょうい)」などの言葉にも使われています。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!