漢字読み講座

「蟋蟀」「大舞台」「瓊脂」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「蟋蟀」「大舞台」「瓊脂」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「蟋蟀」

「蟋蟀」は何と読むかご存知でしょうか?

画数が多くて複雑な漢字ですね。

よく見ると、二文字とも虫偏が付いているので、虫に関する言葉でしょうか…

さて、あなたは読むことができますか?

「蟋蟀」の読み方のヒントはこちら

  1. 読み方の文字数は「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 秋になると涼やかな声で鳴くメジャーな虫といえば?
  3. 「きりぎりす」とも読みます

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「蟋蟀」の読み方!正解は!?

正解は「こおろぎ」です!

都会でも少し茂みがあれば、こおろぎの鳴き声が聞けることがあります。

コロコロと澄んだ美しい鳴き声を聞くと、秋だな~って感じますね。

 

「蟋蟀」のもう一つの読み方として「きりぎりす」があります。

どうやら昔は「こおろぎ」のことを「きりぎりす」と呼んだようです。

こおろぎとは鳴き声も姿も全く違うのに、不思議ですよね。

 

なぜかというと、こおろぎは夜に鳴く虫ですが、きりぎりすは昼に鳴きます

にもかかわらず、古歌にきりぎりすが登場する背景は必ず夜なのです。

 

「きりぎりすいたくな鳴きそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる」(古今集)

たしかに、背景が夜なのにきりぎりすが鳴いていますね…

詳しく説明するとかなり長くなるのでここでは省きますが、興味のある方は調べてみてください。

漢字の世界は本当に奥深いです。

2問目はこの漢字!「大舞台」

「大舞台」と書いて、なんと読むでしょうか?

自分がいつも読んでいるのは(おおぶたい)なのか、(だいぶたい)なのか。

実は、舞台によって読み方が変わる漢字です。

あなたが、読んでいるのはどっちでしょうか?

「大舞台」(おおぶたい)と読むのはどんな時?

実は、歌舞伎や能、狂言や日本舞踊などの古典芸能の大きな舞台の事を(おおぶたい)と読みます。

他にも、スポーツ選手や俳優が日ごろの成果を見せる、晴れの場や活躍の場としても使いますが

基本的には、日本の伝統的な芸能で大きい舞台に立つことを(おおぶたい)と言います。

では、どのような時に(だいぶたい)と読むのかも説明していきます。

「大舞台」(だいぶたい)と読むのはどんな時?

スポーツなどの大きい試合などのことを基本的に(だいぶたい)と読みます。

野球で言うと、MLBなどの世界リーグなどがそうです。

サッカーや陸上、アイススケートなどオリンピックも大舞台ですね。

大舞台に立つために、みんな毎日頑張っています!

では、基本的にはどちらで読めばいいでしょうか?

「大舞台」の読み方、正解は・・・

基本的には

 

「おおぶたい」

が正解です!

 

しかし「だいぶたい」も慣用読みなので、

「だいぶたい」と読んでも間違いではないですよ。

ぜひ、覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「瓊脂」

「瓊脂」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(かし)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

 

「瓊脂」読み方のヒントは?

ヒントは全体で5文字の食べ物です!
毎日食べるようなものではないですが、季節になったりしたときには、
ふと食べたくなる方も少なくないのではないでしょうか。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

 

「瓊脂」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の文字はズバリ「と」です!
夏に食べることが多い、さっぱりして喉越しの気持ちいい食べ物です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

 

「瓊脂」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「ところてん」
です!

 

今回ご紹介した瓊脂以外に、心太や心天とも書きますね。
テングサやオゴノリなどの海藻類を煮て、それを冷まして固まった寒天を「ところてん突き」で
ついて麺状にした食べ物です。
酢醤油でツルッと食べるのがポピュラーですが、からしや青のりなどをトッピングしてもおいしいですよね。
一方関西では黒蜜で甘くして食べるほうが一般的なのだとか。葛切りと同じように、甘いおやつ感覚で食べるのだそうです。
そう考えるとしょっぱくしても甘くしてもおいしく食べられるところてん、とても懐の深い食べ物ですね。

 

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!