漢字読み講座

「然も」「飛礫」「哨吶」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「然も」「飛礫」「哨吶」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「然も」

今回の漢字クイズで出題するのはこちら。

「然も」という漢字、読むことができますか?

「自然(しぜん)」の「然」や「天然(てんねん)」の「然」と同じ漢字ですが、もちろん読みは「ぜんも」でも「ねんも」でもありません。

一見難しいですがじっくり考えてみると分かるかも…?

ぜひ考えてみてください!

「然も」の読み方のヒントは?

この「然」という漢字ですが、「ゼン」「ネン」以外の読み方をご存じでしょうか?

中学校や高校で習った漢文を思い出してみてください。

人によってはかなり昔の記憶になってしまうかもしれませんが、その際に習った「然」の読み方を思い出してみてください。

「然も」読めるような気がしてきませんか?

正解は…

正解は…

しかも

でした!

念のため説明しておくと、「然も」は「そのうえ、そのような状態に加えて」という意味を持つ接続詞です。

そう、私たちが普段使う「しかも」です。

わざわざ漢字で書くことはないかもしれませんが、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2問目はこの漢字!「飛礫」

今回は、これぞ難読漢字!といった難しい漢字ですね。

 

1文字目の「飛」が示すように、空を飛ぶ何かだとは思いますが、想像もつきません。

 

ポイントとなるのは2文字目ですが、地学の教科書で「礫」という言葉が出てきたのを覚えている人は正解に近づけると思います。

 

この「礫」は「れき」と読み、地層の分野で出てくる「砂よりも少し大きい石」のことです。

 

さあ、あとはヒントも確認して正解するだけです!

 

「飛礫」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」3文字です。

ヒント② 「梨の飛礫」という言葉がありますね!

ヒント③ そのまま「礫」を「飛ばす」ですよ!

 

「飛礫」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「つぶて」です!

 

「飛礫」とは、「投げるための小石」のことです。

 

え?・・・そもそも「石」って「投げるため」にあるの?って疑問を抱いちゃいますよねwww

 

昔は戦争などの争いごとでは、石を投げることは最も原始的で定番の攻撃方法であり、「飛礫」となる石は重宝されたとか。

 

ちなみに、「梨の飛礫」という言葉がありますが、これは「投げた小石は返ってこない」ことをかけて「無し=梨」としたもので、「音信がない」という意味なんですよ!

最後はこの漢字!「哨吶」

「哨吶」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(しょうのう)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

 

「哨吶」読み方のヒントは?

ヒントは全体で5文字の言葉です!
ある楽器の名前ですが、これを楽器だと知らない人も多いかもしれません。
さて、思い当たるものはありますか?

 

「哨吶」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の文字はズバリ「チ」です!
この言葉を聞いたときほとんどの人は、ある食べ物を真っ先に思い浮かべるでしょう。
この楽器で奏でるあるフレーズはとても有名です。
チャララーララ チャラララララ~♪

 

「哨吶」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「チャルメラ」
です!

 

チャルメラといえばラーメンを思い浮かべると思いますが、実は楽器の名前なんですね。
しかもあのラッパのような形なので金管楽器と思いきや、リードを使う木管楽器なのです。
中国では哨吶(さない)と呼ばれていますが、ポルトガルから日本へ伝わった際に
さないではなくチャルメラという名前で伝わったことから、哨吶をチャルメラと
読むようになったそうです。

 

昔の東京では移動式の屋台があちこちで見られましたが、インスタントラーメンの誕生とともに
減ってしまい、今では夜中にふっと聞くこともできなくなりました。
そんな時は個室的なついたてが有名な某とんこつラーメンチェーン店で、
替え玉の注文時のボタンであのフレーズを聞くことができます。

 

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!