今回は「蕩ける」「鄙びる」「彼式」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「蕩ける」
難読漢字クイズのお時間です。
「蕩ける」という漢字、読むことができますか?
日常的に使う漢字ではないものの、なんとなくどこかで目にしたことがあるかもしれません。
ただ、ぱっと読み方を答えるのは難しいもの。
ヒントをお出しするので、ぜひ考えてみてください!
「蕩ける」の読み方のヒントは?
「蕩」はくさかんむりに「湯」の文字が加わったものですね。
そして「湯」を音読すると「トウ」と読みます(熱湯の「湯」など)。
残念ながら「蕩ける」は「トウける」ではないのですが、音は非常に近いです。
溶けたチーズに似合うこの言葉、もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
とろける
でした!
普段何気なく使っている言葉にもこんな漢字表記があるんですね。
普段はあまり使わないかもしれませんが、難読漢字として出題される頻度が高い漢字なので覚えておくと良いでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「鄙びる」
「鄙びる」の読み方をご存じでしょうか?
滅多に使わない漢字なので、初めて見たという方も多いかも知れません。
しかし、ひらがなで書くとよく耳にする言葉なので「ああ、こう書くのか!」と思いますよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「鄙びる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇びる」の4文字です
- 「田舎の」「見下げる」「いやしい」などの意味があります
- 「都会を離れて鄙びた宿に泊まった」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鄙びる」の読み方!正解は!?
正解は「ひなびる」です!
「鄙」という漢字は本当に珍しい形をしていますが、読み方を聞くと意外に一般的な言葉ですね。
ヒントで紹介したように「鄙びる」という言葉には本来「見下げる」「いやしい」のような意味があります。
しかし最近では「いやしい」というより「趣がある」「風情がある」という意味で使われる場合が多くなっていますね。
都会よりも田舎に憧れる人が増えたからでしょうか。
時代によって、言葉の持つイメージが少しずつ変わってきているようです。
最後はこの漢字!「彼式」
「彼式」って読めますか?
「かれしき」としか読めない!とお思いの方も多いのではないでしょうか?
そして、どんな意味の言葉か分からないという人もいるのでは・・・?
そこで今回は、「彼式」の読み方を言葉の意味もまじえて見ていきましょう!
「彼式」の読み方のヒントは・・・?
「かれしき」とは読まないのですが、ひらがなで「〇れしき」と読みます!
1文字違いなので楽勝ですよね!?
さあ、何と読むか分かりましたか?
「彼式」の読み方の答えは・・・
正解は、「あれしき」でした!
「彼式(あれしき)」の「彼」という漢字には「男性・彼氏」のような意味合いの他に、「向こう・あれ・あの」という意味があります。
「彼岸(ひがん)」は極楽浄土、悟りを開いた悟りの境地・極楽浄土を意味していて、今世に対する「あちらの岸」という意味なんです。
「彼式」の「式」には、「軽視すべき程度である」という意味があります。
そして「彼式」とは、次のような意味をもつ言葉なんです。
- あのやり方。⇒(例)彼式では上手くいかないだろう。
- あれっぽっち。ほんのあれくらい。⇒(例)彼式のことで根を上げていてはいけない。
単に「あのやり方」というよりは、「あのやり方ではだめだ」「たったあれくらいで」というニュアンスがポイントですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!