今回は「恰も」「猫糞」「紅娘」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「恰も」
今回ご紹介する難読漢字はこちら。
「恰も」という漢字、読むことができますか?
「蛤(はまぐり)」という漢字とどことなく似ていますが、もちろん「はまぐりも」ではありません。
この漢字を読むことができますか?
「恰も」の読み方のヒントは?
漢字そのものから読み方を推測するのは非常に難しいので、今回はこの「恰も」という言葉がどのような意味をもつのかヒントとして紹介しようと思います。
「恰も」は副詞で、「まるで」「さながら」といった意味を持ち、「〜ようだ」という言葉に続くことが多いです。
例文を挙げるなら、「あの先生は、歴史上の出来事を恰も本当に見ていたように語る」といったように使います。
お分かりになりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
あたかも
でした!
普段ひらがなで書くことが多い「恰も」。
きっと今後もさほど目にすることはないかもしれませんが、難読漢字マスターに近づくためには覚えておいて損はないでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「猫糞」
「猫糞」の読み方をご存知でしょうか?
猫の糞だから「ねこふん」ではありません!
よく耳にする言葉ですが、漢字で書くことは少ないかも…
さて、あなたには読むことができますか?
「猫糞」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 拾ったお金をポケットに入れると…
- 猫がよくやるしぐさが由来の言葉
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「猫糞」の読み方!正解は…!?
正解は「ねこばば」です。
「悪いことをしたのに素知らぬ顔をすること」「拾ったお金や物を自分の物にすること」などをいいます。
一般的には、拾ったお金をくすねたり、平等に分けるべきものを内緒で横取りしたりすることを「ねこばば」と呼ぶことが多いでしょう。
ヒントでも紹介したように、この言葉の由来は猫のしぐさにあります。
猫は糞をしたあとに砂をかけて隠しますが、その様子が、悪事を隠すことに例えられて「ねこばば」と呼ばれるようになりました。
猫にしてみたら、随分と失礼な話かもしれませんね。
最後はこの漢字!「紅娘」
「紅娘」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(べにむすめ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「紅娘」読み方のヒントは?
一見するとまるでリンゴの品種のような名前ですが、これは「虫の名前」です。
見た目もリンゴに近いかも・・・?
「紅娘」読み方のもうひとつのヒントは?
とても小さな虫で、鮮やかな赤い色をイメージする方も多いでしょう。
さらに特徴的なのが水玉模様です。
ということは・・・?
「紅娘」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「てんとうむし」
です!
てんとうむしは紅娘の他にも、「天道虫」や「瓢虫」とも書きます。
背中に7つの水玉模様のあるナナホシテントウなどが有名ですね。
てんとうむしの中でも肉食性の種類は、アブラムシやカイガラムシなどの害虫を食べることから、近年では農作物の無農薬化に使用されることもあるとか。かわいらしいだけではないんですね。
また半球の形や色合いから、幸福や結婚を連想させる縁起のいい虫とも言われています。
最近ではすっかり少なくなったかもしれませんが、一昔前の結婚式では新婦の友達が「てんとう虫のサンバ」を歌うのが定番だったのです。「口づけせよとはやしたて」の歌詞のところで、キスをあおったりしていましたね。