漢字読み講座

【今日の難読漢字】「為人」「鉈」「袷」「肋肉」「仄暗い」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「為人」

「鉈」

「袷」

「肋肉」

「仄暗い」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「為人」です!

「為人

これ、何と読むかわかりますか?

 

「ためひと」や「ためにん」と読んでしまいたくなりますが、

残念ながら不正解なんです。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「為人」読み方のヒント!

 

「為人」は、ちょっと変わった読み方をする漢字です。

 

というのも「ひと」から読み始めるんです!!

「ひと〇〇〇」と読むのですが、〇に当てはまる言葉はなんでしょうか?

 

さて、読めたでしょうか?

 

「為人」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ひととなり

です!

 

「為人」とは、

「そのひとの生まれつきの性質」や「人柄」という意味。

 

「為人が見えるような写真だね」

「誰からも愛される彼の為人」

など、日常でも使われる言葉です。

 

勘の良い方ならお分かりかもしれませんが、

もともと漢語が由来の言葉です。

 

漢語で「為人(イジン)」は、

「人としてあるべき姿」「人たること」という

「人としての理想的なあり方」を表す言葉なのだそう。

 

その漢語が由来となっているため、

「為人」の言葉はポジティブな意味合いで使われます。

たしかに「為人が悪い」という言葉には違和感がありますよね。

 

日常でも使いやすく、褒め言葉として活用できる「為人」。

使い方まで覚えて、スマートに読めるようになりましょう!

2つ目の漢字は「鉈」です!

「鉈」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(へび)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

 

「鉈」読み方のヒントは?

ヒントは全体で2文字、「○○」となります。
道具の名前で、最近のキャンプ&BBQブームもあり耳にすることも少なくないはず。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

 

「鉈」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「な」です。
木を切る、というよりは、枝や雑草を打ち払ったりする用途が多いですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

 

「鉈」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「なた」
です!

 

ポジションとしては、強くて大きい斧と、薄手で小型の鎌の間に位置する道具と言えるでしょうか。
特徴としては、鎌のように片手で扱えるサイズ感でありながら、斧のように厚手の刃があります。
先端が鎌ほどではないですが、少し包み込むように曲がっているタイプが多いですね。
ナタと聞いてパッと浮かぶ言葉といえば「大鉈を振るう」でしょうか。
これは思い切っていらないと思うものを切って整理するという意味ですね。
なぜこれが斧ではなく鉈なのかというと、斧は単純に木を切るものですが、
鉈はその用途から、目の前にある邪魔な草木を打ち払って、遠くまで視界を開かせる、
というニュアンスがあるためでしょう。

 

3つ目の漢字は「袷」です!

「袷」の読み方をご存じでしょうか?

「蛤(はまぐり)」という字と似ていますが、蛤は虫偏なので違います。

ひらがなで書くとよく耳にする言葉なのですが、漢字は意外と読みにくいですね。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「袷」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 裏地の付いた着物のこと
  3. 袷を着る季節になった

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「袷」の読み方!正解は!?

正解は「あわせ」です!

ヒントで紹介したように「あわせ」とは裏地の付いた着物のことで、2枚の布を合わせて仕立てることから「あわせ」と呼ばれるようになりました。

「あわせ」に対して、1枚の布で仕立てた着物は「単(ひとえ)」と呼びます。

裏地の付いたあわせの着物は秋から春先にかけて用いられましたが、近世では初夏や初秋に着るならわしがあったようです。

また、裏地の付いた襦袢(じゅばん)のことを「あわせ襦袢」、あわせの付いた羽織は「あわせ羽織」と呼ばれます。

4つ目の漢字は「肋肉」です!

「肋肉」の読み方をご存じでしょうか?

「肋骨(ろっこつ)」の「ろく」なので「ろくにく」か「ろっにく」?

「肋骨(あばらぼね)」の「あばら」なので「あばらにく」?

どちらも間違いです…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「肋肉」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. お肉のパックに書いてある、あの読み方ですよ
  3. お肉屋さんで「豚〇〇〇〇を300グラムください」などと言います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「肋肉」の読み方!正解は!?

正解は「ばらにく」です!

スーパーのお肉のパックにはよく「バラ肉」や「ばら肉」と書かれていますよね。

バラ肉とは「あばら骨まわりの肉」のことです。

皮と赤身、脂身が3つの層になっているため、三枚肉とも呼ばれています。

韓国料理のサムギョプサルには豚バラ肉が使わるなど、大人気の部位です。

また、牛バラ肉の焼肉やビーフカレー、ポトフなども人気がありますね。

5つ目の漢字は「仄暗い」です!

仄暗い」と書いて、なんと読むか分かりますか?

暗いと付くので、もちろん暗闇に関することで合っています!

20年前くらいの、ホラー小説&映画のタイトルにもありましたね。

とにかく、じんわりと纏わりつくような嫌な感じ・・・というイメージの言葉です。

さて、「仄暗い」と書いて、なんと読むでしょうか?

「仄暗い」読み方のヒントは?

「仄暗い」は、ぼんやりと暗いという意味です。

ほのかに暗い、光が頼りなくて薄暗い感じ・・・いかにも幽霊などが出てきそうな感じです。

「仄暗い水の底から」という話では、マンションの蛇口から髪の毛が水と一緒に出てきたりと、話全体が恐怖に包まれており、全体的に仄暗いイメージに仕上げられていましたね。

結構な人がトラウマになったかと思います。

さて、ぼんやりと暗い事を何と言っていたか思い出せましたでしょうか?

「仄暗い」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇い」です。

さて、もうわかりましたか?

「仄暗い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ほのぐらい」

です!

 

映画のタイトルは「ほのぐらい水の底から」でした!

蛇口から水以外の物が出てくると恐怖です!

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!