漢字読み講座

【今日の難読漢字】「科白」「棗」「敢行」「肉刺」「心許無い」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「科白」

「棗」

「敢行」

「肉刺」

「心許無い」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「科白」です!

「科白

これ、何と読むかわかりますか?

 

誰もが聞いたり、もしくは言ったりする、

とあるもののことなのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「科白」読み方のヒント!

 

「科白」は「かはく」と読むこともあります。

ですが「かはく」だと意味がよくわからないですよね。

 

今回の正解は、読み方を聞くとすぐに意味もわかるほど一般的な言葉です。

 

もう一つヒント!

「映画やドラマには欠かせないあるもの」です!

 

さて、読めたでしょうか?

 

「科白」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「せりふ

です!

 

「科白」とは、

「俳優が舞台上で話す言葉」という意味。

みなさんも学校の演劇で覚えたり言ったりしたことがあるのでは?

 

「あの映画の最後の科白で、涙腺が崩壊した…」

なんて、よく聞く言葉でもありますよね。

 

セリフといえば「台詞」という漢字が一般的。

「台詞」は「台本上の言葉」の意味が強く、

「科白」は「芝居上の動きと言葉」のどちらの意味も含みます。

 

というのも、中国語の「科」には「芝居の動作」という意味があるのです。

「白」は、「告白」で使われているように、話すことや語ることの意味もあるため、

「科白」では「芝居上の動きと言葉」という意味になるのだとか。

 

「台詞」以外に漢字があるなんて知らなかった!という方が多い「科白」。

ぜひスマートに読めるようになりましょう!

2つ目の漢字は「棗」です!

「棗」という漢字を見て、「いばら」だと思った方も多いのではないでしょうか?

でも、残念!

「いばら」という漢字は「棘」と書くんです。

「棘(いばら)」と「棗」、どちらも「朿」という漢字が2つ使われてはいるのですが、「棘(いばら)」は横に2つ、「棗」は縦に2つ並んでいるので違う漢字です。

「朿」が横に2つ並んだ「棗」、何と読むのかさっそく見ていきましょう!

「棗」の読み方のヒントは・・・?

「朿」は「とげ」と読み、草木のとげを表す漢字です。

横に2つ並ぶと「棘(いばら)」になるのも納得ですね!

問題の縦に2つ並んだ「棗」ですが、幹に朿(とげ)がまばらにある家庭用樹木の名前なんです。

ひらがなで「〇〇め」の3文字です。

分かりましたか?

「棗」の読み方の答えは・・・

正解は、「なつめ」でした!

棗(なつめ)の木は知っていますか?

初夏に淡い黄色の花を咲かせる木で、2㎝ほどの楕円形の実をつけます。

実は甘酸っぱい香りがして、生のまま食べるのはもちろん、乾果や砂糖漬けにして食べられます。

漢方では、解熱剤や強壮剤としても用いられているんですよ。

「棗」や「棘」のように同じ漢字を2つ以上並べた漢字と言えば、「炎」「轟」「晶」「競」など実はたくさんありますね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「敢行」です!

敢行」と書いて、なんと読むか分かりますか?

「私の人生にはあんまり関係なさそうな漢字」と思われた方、

実は誰にでも結構関係がありますよ!

さて、「敢行」と書いてなんと読むでしょうか?

「敢行」読み方のヒントは?

「敢行」とは、無理を承知で行う事、障害がある中で思い切って行う事という意味です。

「盗塁を敢行する」というのもそうですが、

「熱が出てるけど、どうしても頭を洗いたくてシャワーを敢行する」

なんてのもそうです。

熱という悪条件ですが強行して頭を洗って、頭がすっきりすればかなり心が軽くなるでしょう。

他にも、モテそうな彼に告白を「敢行」するなんてのもありますね。

失敗しそうで迷うけど、やるしかない!と思えば結構何でもできますよ。

「敢行」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「敢行」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「かんこう」

です!

 

ちなみに(かんこうれい)は緘口令と書き、意味も全く違うものになります。

ぜひ、覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「肉刺」です!

「肉刺」の読み方をご存じでしょうか?

そのまま素直に読むと「にくさし」「にくし」ですが、もちろん間違いです。

と言われても、では何と読めばよいのか悩んでしまいますよね…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「肉刺」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
  2. 手や足にできると、いや~なアレ
  3. まず水ぶくれができて、その後つぶれて固くなります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「肉刺」の読み方!正解は!?

正解は「まめ」です!

子供のころ、鉄棒の練習をしていたら手にまめができてしまって、痛い思いをした方は多いでしょう。

最初は水ぶくれができて、その後水ぶくれがつぶれて固いまめになりますよね。

まめは医学的には外傷性水疱(がいしょうせいすいほう)と呼ばれ、皮膚に摩擦などの刺激が加わってできる水疱のことをいいます。

ちなみに、靴擦れができる原理も同じです。

まめができると細菌感染を起こしやすいので、水ぶくれが破けないように注意しましょう。

5つ目の漢字は「心許無い」です!

心許無い」と書いて、なんと読むか分かりますか?

心が許せない・・・と書くので、なんとなく不安定なイメージで合っています。

人は誰でも落ち着けるようにと努力するものなので、不安な気持ちを解消しようと頑張りますよね。

特に、財布の中身が頼りないと落ち着きません。

さて、「心許無い」と書いてなんと読むでしょうか?

「心許無い」読み方のヒントは?

「心許無い」の意味は、頼りなく不安な様子、安心できないという意味です。

根拠がないものに対して不安な気持ちになる時などに使います。

財布が心許無い

お父さんが入院してしまい心許無い日々が続く

など安心感からは程遠い状態を表せています。

財布の中身がいくらならば安心するのかと問われれば答えられませんが、

少なくとも多ければ多いほど安心感がでるのではないでしょうか?

なんとなくわかりましたか?

「心許無い」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇ない」です。

さて、もうわかりましたか?

「心許無い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「こころもとない」

です!

 

財布だけでなく、頼りなく気持ちが落ち着かない事も「心許無い」といいます。

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!