漢字読み講座

「飛白」「犬榧」「計らい」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「飛白」「犬榧」「計らい」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「飛白」

「飛白」と書いて何と読むか知っていますか?

漢字の書体で「飛白」と書いて「ひはく」と読む書体がありますが、今回は「ひはく」以外の読み方を正解とします。

さて、あなたにはわかるでしょうか?

「飛白」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと、3文字で「〇〇〇」
  • かすれたような模様のこと
  • 「飛白の浴衣」などといいます

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「飛白」の読み方!正解は!?

正解は「かすり」です!

「飛」も「白」も小学校で習う漢字ですが、組み合わせるとまさしく難読だといえるでしょう。

「飛白(かすり)」とは、和物の生地によく見かける、所々かすれたようになっている模様のことです。

ヒントにも書きましたが、浴衣によく使われていますね。

冒頭で書いたように「飛白(ひはく)」と呼ばれる、筆でかすれ書きにした書体があります。

着物などのかすり模様が「飛白(ひはく)」に似ていたので「かすり」と読むようになったようです。

また「絣」と書いても「かすり」と読むことができます。

2問目はこの漢字!「犬榧」

1文字目に「犬」が入っていることから、犬の種類の何かや犬に似た動物を想起させますが、残念ならがこれは動物ではありません。

 

また、難読漢字の定番として、音読みから連想できるものもありますが、2文字目の漢字が難しくて、まさに「犬」のようにお手上げ状態・・・。

 

そこで大ヒントです!

 

2文字目の「榧」は「かや」と読みます!

さあ、正解が分かったでしょうか??

 

「犬榧」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント➁ 「榧」の部分は「かや」ではありません。

ヒント③ これは植物です。

 

「犬榧」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「いぬがや」です!

 

「犬榧」とは、イチイ科イヌガヤ属の針葉樹のことです。

 

「ザ・森に生えている木」という姿形をしている「犬榧」ですが、古代においてはとても重宝された植物でした。

 

その理由は、木材は弓矢や矢などの材料として、「犬榧」からとれる油は松明の燃料として使われてきました。

 

その証拠として、縄文時代の遺跡などからは古代の「犬榧」が出土されているそうで、今も自生している森の木々が何だかロマンに感じてきますね!

最後はこの漢字!「計らい」

「計らい」と書いて、なんと読むか分かりますか?

計算の「計」ですが、(けいらい)とは読みません。

簡単な漢字ですが、送り仮名によって途端に読めなくなることも。

しかし絶対に習っている漢字ですよ!

さて、「計らい」と書いてなんと読むでしょうか?

「計らい」読み方のヒントは?

物事がうまく運ぶように、物事の扱いや段取り、心遣いのことを計らいといいます。

粋な計らいや、特別な計らいをされたら誰でも嬉しい物です。

スマートな取り計らいができれば、何事もスムーズに行きます。

よく気が付く人は、人の嫌がる事もしないことが多いので基本的には人に好かれます。

もちろん相手の心遣いや思いやりに気が付いたら、

「お取り計らいいただき、ありがとうございます。」

なんて返しも粋です!

「計らい」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇らい」です!

体重を計る……はヒント出し過ぎかも。

さて、もうわかりましたか?

「計らい」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「はからい」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!