漢字読み講座

「誕る」「類い」「甚振る」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「誕る」「類い」「甚振る」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「誕る」

毎年必ずやってくる、「誕生日」。

 

小さい頃はケーキが食べられてプレゼントももらえて、また1つ大人になった気がして嬉しかった記憶があります。

 

それがピークになるのは16~18歳頃で、それを過ぎると歳なんか気にしなくなり、それすら過ぎると、いつからか目を背け始める・・・

 

女性に歳は聞いてはいけない、なんて言葉があるくらい「誕生日」は罪なものかもしれません・・・。

 

「誕る」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇る」の4文字です。

ヒント② 「たんる」ではありません。

ヒント③ 「違うこと」「嘘をつくこと」です。

 

「誕る」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「いつわる」です!

 

「いつわる」と言えば、「偽る」という言葉が一般的に使われていますが、その字のとおり、「誕る」も「違ったことを言う」や「嘘をつく」ことと同義なんです。

 

えー、じゃあ「誕生日」って「偽りの生まれた日」ってこと??

 

となりますが、大人のレディにとっては意外にそうなのかもしれませんwww

 

字の成り立ちを見ても、「言う」と「延ばす」ですから、「言葉を延ばす=大げさに言う」ということになり、「偽り」という意味として使われるのも納得できますね!

2問目はこの漢字!「類い」

種類の「類」で「類い」と書いて、なんと読むか分かりますか?

「類」という字は、案外使われており、

  • 種類
  • 衣類
  • 書類
  • 人類
  • 魚類

など、目にしたことも聞いたこともあるのではないでしょうか?

しかし、(るい)とは読みません。

さて、「類い」と書いてなんと読むでしょうか?

「類い」読み方のヒントは?

漢字のイメージから想像できるように、「類い」は同じもの、同じ種類の物を指します。

仕事でも生活用品でも「同じ類い」に、分類して整理しているんじゃないでしょうか?

逆に「類いまれにみる美少女」などの使い方をする時には、滅多に見ないという意味で使われます。

なんとなくわかりましたでしょうか?

「類い」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇い」です!

さあ、もうわかりましたか?

「類い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「たぐい」

です!

 

目にするよりも、自分で口にしたり耳にすることが多い言葉かもしれません。

ぜひ、読み方と漢字も覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「甚振る」

「甚振る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(じんぶる)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「甚振る」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「○○○る」となります。
少し乱暴な意味の言葉なので、普段の会話や文章でもそこまで頻繁に使われるわけではないかもしれません。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「甚振る」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「い」です。
これは「激しく揺り動かす」とか「痛めつけたり嫌がらせをする」という意味の動詞です。
ここで例文をひとつ。後者の意味で、「自分より弱い相手を〇〇〇るなんてもってのほかだ」というように使います。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「甚振る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「いたぶる」
です!
初めに紹介した「激しく揺り動かす」という意味では普段なかなかお目にかかりませんが、
夏目漱石の彼岸過迄の中で「枝も幹も凄まじい音をたてて、一度に風からいたぶられるので」
という風に使われているそうですよ。
一般的には「痛めつけたり嫌がらせをする」のほうがよく使われている印象があります。
いじめる、ゆする、といった言葉と同様に、弱い立場のものに対して行われるえげつない行為
といえるでしょう。
ABOUT ME
mint_02
ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!