今回の難読漢字は「九品仏」「蠕動」「褌」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「九品仏」
「九品仏」という漢字、みるからに「仏様」に関係した言葉のような気がしますね。
阿修羅象のように「いくつも顔がある仏像」を想起させますが、1体の仏様ではなく「9つの仏様」のことを表しています。
ですが、今回の難読漢字は「仏様そのもの」の方ではありません。
地元の人以外はかなり難しいので、ヒントを見ながら正解に近づいていきましょう!
「九品仏」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント② 「品」を「ひん」とは読みません。
ヒント③ 最初の文字は「く」です。
「九品仏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「くほんぶつ」です!
「九品仏」とは、東京都世田谷区奥沢にある東急電鉄大井町線の駅です。
駅名の由来は、「九つの阿弥陀如来象」がある「九品仏浄真寺(くほんぶつじょうしんじ)」からきています。
そこからちなんで、「九品仏」といえば駅名だけでなく奥沢の6丁目~7丁目付近の地名も表すようになりました。
ちなみに、この九つの仏様は、それぞれ上品上生(じょうぼん・じょうしょう)、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下品上生、下品中生、下品下生といった、極楽往生の九つの階層を表していて、これらをまとめて「九品」というそうです。
「九品仏」に行くときは、ぜひこの「九品仏」を見てみたいものですね!
2問目はこの漢字!「蠕動」
「蠕動」の読み方をご存じでしょうか?
「需要(じゅよう)」の「需」に似た字が使われていますが「じゅどう」と読むのは間違いです。
よく見ると虫偏が付いているので、虫に関係した言葉でしょうか…?
さて、あなたには読むことができますか?
「蠕動」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 小さな虫が体をくねらせながら進むことなどを言います。
- 腸の蠕動運動を促して消化を助ける。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「蠕動」の読み方!正解は!?
正解は「ぜんどう」です。
「蠕動(ぜんどう)」とは、ミミズのような小さな虫が身体をくねらせながら徐々に前に進むことや、体内の器官が筋肉の収縮を伴ってうごめくことなどを言います。
ヒントに示したように、体内の腸の動きを「蠕動運動(ぜんどううんどう)」と表現されるのを聞いたことがある方は多いのでは?
「蠕」という漢字が複雑なため、多くの文書や記事では「ぜん動」と書かれることが多く、漢字はあまり目にしないかも知れません。
この機会に「蠕動(ぜんどう)」という漢字を覚えておいてくださいね。
最後はこの漢字!「褌」
まず最初に言っておきます。
「褌」は「ザ・男」いや、「ザ・漢」と書いた方が良いでしょうwww。
「褌」の似合う男性って、ほんと素敵ですよね。何せ、これ一つでいろいろなものに立ち向かう、まさに自分自身が強くないと成り立たない、そんなものなんです。
話が少し脱線してしまいましたが、そんな「褌」、漢字一文字ですがあなたは読めますか??
「褌」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 主に男性が身に着ける、衣装です。
ヒント② 色は白が定番で、長ーいです。
ヒント③ お祭りや相撲といったらこれがないと始まりません!
「褌」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ふんどし」です!
「褌」とは、主に男性の陰部を覆い隠す帯状の布で、近年、お祭りなどの場では女性も身に着けていて、とてもカッコいいですよね。
「褌」の歴史は古く、そのシンプルな衣装?がゆえに男性が身に着ける定番のものとして、室町時代以前からありました。
江戸時代頃から、白の木綿を用いるようになりましたが、おしゃれな人や中流階級以上の男性は、白加賀絹や幅が他の人とと異なるものにしたりと、アレンジをしていたそうです。
現在でも、お祝い事や寒中水泳の際などに、色とりどりの赤や黄、黒といった色のついた「褌」を身に着けていますよね!
お祭りや国技の相撲でも定番の衣装として、現代にも受け継がれている「褌」。
その身一つで着こなす様は、まさに「背中で語る漢」の象徴とも言えるでしょう。