今回は「評う」「肯えて」「蘆薈」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「評う」
今回出題する漢字はこちら!
「評う」です!
「評価(ひょうか)」「評判(ひょうばん)」の「評」なので「ひょうう」と読みたくなってしまうかもしれませんが、これは漢字クイズ。
もちろんそんな一筋縄ではいきません。
この時点で読めたらかなりの腕前。
読めなくても大丈夫です。ヒントをお出しします!
「評う」の読み方のヒントは?
先に意味をお教えしましょう。
「評う」の意味は、「他者の非をあれこれと言い立て、論じる」というものです。
「放っておいてほしいのだが、彼は私の言動をすぐに評う」
このように使います。
わかりましたか…?
それでは正解の発表です。
正解は…
正解は…
あげつらう
でした!
最近、場所や料理、サービスなど何にでも評価がつくようになりました。
星の数やレビューを参考にする方も多いのではないでしょうか。
もちろんそれは悪いことではないのですが、あまり人の非を評うようなことはしない方が無難でしょう。
時には自分自身を客観的に見つめて冷静になってみるのも大切なのかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「肯えて」
「肯えて」の読み方をご存じでしょうか?
「肯定(こうてい)」の「肯」ですが、「こうえて」と読むのは、もちろん間違いです。
漢字にすると読みにくいけれど、実はしょっちゅう聞く一般的な言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「肯えて」の読み方のヒントはこちら!
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 難しい状況を承知の上で挑戦する場合などに使います。
- 車も持っているが、肯えて電車で行ってみた。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「肯えて」の読み方!正解は!?
正解は「あえて」です。
一般には、ひらがなで書いたり「敢えて」と表記することが多いですね。
意味としてはヒントで紹介したように、難しい状況を承知の上で臨む場合によく使われます。
「あえてアルバイトとして働いている」のような使い方ですね。
また、もう一つの用法として、否定的な言い方に用いる使い方もあります。
たとえば「あえて出向く程のことではないだろう」「あえて参考書を買う必要はない」のように「取り立てる程のことではない」という場合の言い方です。
同じ言葉ですが、使い方で微妙に意味合いが異なるので、注意しましょう。
最後はこの漢字!「蘆薈」
難読漢字に挑戦です!
本日の漢字は「蘆薈」、やたら画数が多いですね。
早速ヒントを見てみましょう。
「蘆薈」の読み方のヒントは?
1.美容にも健康にも良いイメージです!
2.火傷をしたら効くといわれています。
3.ヨーグルトに「蘆薈」が入っていると嬉しい!
正解は…
正解は「アロエ」でした!
アロエ属の多年草、多肉植物で、日本には鎌倉時代に伝来したといわれています。
アロエはアラビア語で「苦い」という意味です。
日本古来の生物・農学書「大和本草」には、『蘆薈 其味苦く臭くして、気味共に甚あしし。苦きゆゑに虫をころす』と記されています。
漢字の由来は、当時の中国が当て字で「蘆薈(ろえ)」と書き、それを日本が「ロカイ」と音読みしたのだそう。
「蘆薈」の訓読みはありませんが、「アロエ」のことだけを意味します!
どの「蘆薈」でも食べられる?
「蘆薈」には500以上の種類があります。
基本的に外皮は苦いので、内側のゼリー状になった部分を食べます。
市販のヨーグルトに入っていたり、お刺身でおいしくいただけるのは「アロエベラ」という種類です。
観賞用としてポピュラーな「キダチアロエ」の用途は、主に薬用です。もし食べたいなら、湯通しなどの下処理をしましょう。