「籟初」を何と読みますか?
日本人なら知っておきたい言葉です。
「籟初」の読み方のヒントは?
1.「籟初」をひらがなにすると4文字になります。
2.「毎年、籟初はきもので出席します」のように使います。
3.『籟初や座附に名ある笛の家』 小沢碧童
正解は…
正解は「ふきぞめ」でした!
「籟初」とは、新年に初めて、笛・尺八・笙などを演奏することです。
同義語に「吹始・吹初(ふきはじめ)」があります。
いわば楽器の稽古始めですが、基本的に管楽器に限って使われます。
俳句では、新年の季語です。
ちなみに、お琴・三味線・琵琶といった弦楽器の場合は「弾初(ひきぞめ)」。
鼓・太鼓などの打楽器は「打初(うちぞめ)」といいます。
「籟」の音読みは「ライ」、訓読みは「ふえ」「籟き(ひびき)」、漢検1級22画の漢字。
「籟」という漢字には、風がものにあたって発せられる音、3つの穴がある笛という意味があります。
松籟(しょうらい):松に吹く風の音、茶釜の煮えたぎる音
山籟(さんらい):山を吹き渡る風の音
天籟(てんらい):あるがまま、天然で素晴らしい絶妙な音や詩歌
人籟(じんらい):人が吹き鳴らす笛の音、転じて人が出すさまざまな音を指す
「ライ」と読む熟語が数多くありますね!