今日の難読漢字は
「地車」
「新冠」
「雑色」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「地車」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある地域で盛んなお祭りや、そのお祭りで使用される山車(だし)を指す言葉です。
最初の一文字目は「だ」です。
日本では西日本、特に大阪府岸和田市のお祭りが最も有名ですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「地車」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「だんじり」
です!
地車(だんじり)は、西日本でのお祭りで使用される山車(だし)を指す言葉の他に、岸和田のだんじり祭そのものを指すこともあります。
「だんじり」は「だんぢり」と表記されることもあり、また漢字の場合も地車以外には楽車・壇尻・台尻・段尻など、たくさんの表記があります。
中でもいちばん有名なのが、300年の歴史と伝統を誇る「岸和田だんじり祭」です。
団扇を手にした大工方と呼ばれる役割の人がだんじりの屋根で華麗に舞いながら、だんじりは綱を力強く曳かれて非常に速いスピードで街中を走ります。
この時にスピードのついただんじりを素早く方向転換する「やりまわし」が非常に圧巻であり、まさにだんじりの醍醐味といえるでしょう。
2つ目は「新冠」
ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇〇」となります。
とある雪の多い地方にある地名です。
最初の一文字目は「に」です。
ずばり、北海道にある地名です。
一文字目は読みやすいかもしれませんが、2文字目は知らないと なかなか読むことは難しいかもしれません。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「新冠」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「にいかっぷ」
です!
新冠(にいかっぷ)は北海道の南方、日高エリアの中央にある町です。
町名はアイヌ語で楡(ニレ)の木の皮を意味する「ニカプ」が由来とのこと。
二カプから取れる繊維を使って着物にしたり、薬の材料としても重用され、アイヌの人々の暮らしには欠かせなかったそうです。
新冠はサラブレッドの産地としても有名で、ハイセイコーやナリタブライアンなどは競馬に詳しくない人でもその名を聞いたことがあるのではないでしょうか。
最近では音楽、特にレコードによる町おこしが進められており、新冠にある「レ・コード館」には全国からの寄贈により集まった100万枚ものレコードが保管されているとのこと。
最後の難読漢字は「雑色」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
日本各地にある地名で、東京都大田区にはその名の駅があったりします。
最初の一文字目は「ぞ」です。
奔も走も、どちらの漢字も音読みですのが、どちらも音読みとしては2番手以降の ちょっとマイナーな読み方と言えるでしょう。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「雑色」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ぞうしき」
です!
雑色は、東京都大田区の他にも、神奈川県足柄にもある地名です。
東京の雑色は、蒲田と川崎の間あたりに京急本線の「雑色駅」があります。
東京駅や羽田空港などへのアクセスもよく、普通電車のみが停車する駅の中では京急本線で1番の乗降者数を誇るとのこと。
雑色の由来は、鎌倉時代に宮中の雑役を勤めていた人々の呼称によるそうです。
現在は雑色という村や地名はなくなっているそうですが、創業当時の駅名としてそのまま残っています。
駅前には懐かしさを感じさせるレトロな雰囲気の商店街があり、住みよい街のひとつと言えるのではないでしょうか。