今回は「撫子」「不修多羅」「嗾ける」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「撫子」
一時期、キラキラネームというものが流行った時期がありますが、最近の私のブームは古風な響きに聞こえるけど、おしゃれで可愛い女の子の名前を探すことです。
例えば、「梅」や「花子」さんなどは、昔の女性の定番の名前ですが、「桔梗(ききょう)」や「古都子(ことこ)」、「式部(しきぶ)」さんなんていたら、おしゃれだなぁと思ってしまいます。
そこで今回の問題は「撫子」です。
もちろん「なでこ」さん、とも読めますが、他にも読み方があるんです!
「撫子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 女子サッカー代表のことを何ジャパンと呼ぶ?
ヒント③ ピンク色の可愛らしい花の名前です。
「撫子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なでしこ」です!
「撫子」とは、ピンク色の花がイメージしやすい、約300種類はあると言われている可愛らし花のことです。
丈夫で育てやすく、ガーデニングでも定番の花としてよく利用されています。
ピンク、白、赤といった色の小な花が印象的で、その花びらには糸状になった繊細な細やかな切れ込みが入っているものなどもあり、「ナデシコ」は「秋の七草」にもなっている日本人になじみの深い花です。
そんな「撫子」の花言葉は、「無邪気」「純愛」。
色によっても異なった花言葉があるくらい、愛に溢れた「撫子」です。
2問目はこの漢字!「不修多羅」
本日の難読漢字クイズは「不修多羅」です。
お経みたい、仏教用語みたい、そう思ったあなたは鋭い!
早速3つのヒントを見てみましょう。
「不修多羅」の読み方のヒントは?
1.「不修多羅」の反対は「品行方正」「清廉潔白」など。
2.「不修多羅」をポジティブな意味で使うことはありません。
3.そんな「不修多羅」な商売はすぐにやめなさい!
正解は…
正解は…
「ふしだら」でした!
けじめがない、だらしない、品行が悪い、身持ちが悪いことを意味します。
「ふしだら」と読む漢字は、「不修多羅」以外にもたくさんあります。
例・不仕埒・不行為・不品行・不体裁・不検束・不仕鱈など
「不修多羅」の語源は?
「ふしだら」の語源は、インドのサンスクリット語「sutra(スートラ)」を音写した「修多羅(したら)」です。
インドでは昔、葉に傷をつけて教法を書き、穴を開けて紐で束ねて保存していました。この葉を「多羅葉(たらよう)」といい、紐や糸を「修多羅(したら)」と呼んだそうです。
「修多羅」は「整理されている」「秩序よく束ねる」ことを意味し、「不」がついて「不修多羅」になりました。
難読漢字だらけのお経や仏教用語ですが、さかのぼるとサンスクリット語になるケースが多いですね!
最後はこの漢字!「嗾ける」
「嗾ける」と書いて、なんと読むか分かりますか?
間違いやすい(あざける)は「嘲る」と書きます。
嗾けるも嘲るも、あまり褒められた行為ではありません。
けれども、絶対に聞いたことのある言葉です。
さて、「嗾ける」と書いてなんと読むでしょうか?
「嗾ける」読み方のヒントは?
「嗾ける」は、声をかけて勢いづけ、相手に攻撃させるという意味と、
人をそそのかし、自分に都合のいいように行動させる意味があります。
猟犬や闘犬などに合図をして、獲物に向かわせるなんてシーンを見たことが無いでしょうか?
あれが「嗾ける」です。
他にも、自分に都合のいいように人を嗾けて操るなんてことも。
スケールは大きくなりますが殺人の計画した人と、殺人の実行した人だと実行した人の方が罪が重くなりますよね。
嗾けらた方は冷静になって考えたら「やられた!」と思うのではないでしょうか?
嗾けた方は何も手を汚してない訳ですからね。
「嗾ける」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇ける」です!
さて、もうわかりましたか?
「嗾ける」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「けしかける」
です!
ぜひ、気を付けておきましょう。