漢字読み講座

「蓋し」って何て読む?(ふたし)ではありません!

「蓋し」って何て読むかわかりますか?

「蓋」(ふた)とも読みますが、(ふたし)ではありません!

古文や漢文では、よく使われていました。

 

さて、なんと読むのでしょうか?

「蓋し」の読み方のヒントは?

意味は、大きくわけて4つあります。

  1.  物事を確信をもって推定する意を表す。まさしく。たしかに。思うに。「―その通りであろう」
  2. あとに推量の意味を表す語を伴って)もしかすると。あるいは。「百(もも)足らず八十隅坂(やそくまさか)に手向けせば過ぎにし人に―逢はむかも」〈万・四二七〉
  3. あとに仮定の意味を表す語を伴って)万が一。もしも。ひょっとして。「わが背子し―まからば白妙の袖を振らさね見つつしのはむ」〈万・三七二五〉
  4. おおよそ。大略。多く、漢文訓読文や和漢混淆文などに用いる。「よって勧進修行の趣、―もって斯(か)くの如し」〈平家・五〉

出典:辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書

URL:https://www.weblio.jp/content/%E8%93%8B%E3%81%97

 

さあ、何と読むか分かりましたか?

「蓋し」の読み方、正解は……

正解は……

 

「けだし」

 

です。

 

現代で使われる「蓋し」は確信が強い場合の「確かに」という意味とそうでない場合の「ひょっとして」という意味の両方の場面で使われています。

 

長い歴史の中でどちらも使われるようになったようです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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yama-sa
佐賀県在住の佐賀をこよなく愛するライターです。