漢字読み講座

【今日の難読漢字】「維納」「石首魚」「吉丁虫」全部読めたら漢字マスター!「維納」を「いのう」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「維納

「石首魚」

「吉丁虫」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「維納」!

「維納」は、一見すると何かを納めるというような言葉に見えますよね。

「いのう」と読んでしまいそうですが、これは不正解!

 

実際は、とても意外なものの当て字なんです!

しかも漢字検定1級以上の読み方。

読めれば漢字マスターと誇ってOKです!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「維納」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ウィーン

です!

 

「維納」は、

「オーストリアの首都」のこと!

 

音楽の都として知られ、ウィーン少年合唱団でも有名ですよね。

ドナウ川のそばにある都市で、多くの自然に囲まれている街でもあります。

 

海外の国名や都市名を漢字で表す際、一般的なのが当て字。

「亜米利加(アメリカ)」や「巴里(パリ)」などがそうですよね。

ですが「維納」は読みに即していません。

 

実はこれ、中国語で「ウィーン」を表す「維也納」が由来となっているんです。

それにしても「也」はどこに行ったのでしょうか……?

 

謎は残りますが「維納」=ウィーンというのは覚えられたと思います。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「石首魚」!

「石首魚」は、見た目通り魚の名前です。

ところが「魚」は「さかな」とも「うお」とも読みません。

 

「いしくびざかな」ではありませんよ!

ヒントは4文字「いし〇〇」なのですが……

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「石首魚」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「いしもち

です!

 

「石首魚」は、

「スズキ目スズキ亜目ニベ科シログチ属の魚」という意味の言葉です!

 

日本では東北地方以南の海で釣ることができ、世界中の温帯付近に生息する魚。

年間通して釣ることができる、釣り人にはお馴染みの魚です。

 

和名では「シログチ」と言うのですが、釣り人からは「イシモチ」と呼ばれているだとか。

ちなみに「石持」と書くこともあるそうです!

 

なぜ「イシモチ」というのかというと、頭部に大きな耳石があるから!

特徴がそのまま名前になっているのは、とってもユニークですよね。

 

 

漢字も由来も単純だからこそ、覚えてしまえば簡単な「石首魚」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「吉丁虫」!

「吉丁虫」は見た目通り、とある虫の名前です。

普段はカタカナで書くことが多い上に、

単純な読み方ではないんです。

「キッチョウムシ」はもちろん不正解!

 

ヒントは4文字「〇〇ムシ」と読みます。

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「吉丁虫」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「たまむし

です!

 

「吉丁虫」は、

「日本にも生息する金属光沢を持つ甲虫」です!

 

世界には2万種ものタマムシ科の虫がいるそうで、

日本に生息しているのは200種以上いるのだとか。

 

緑色をベースとしたギラギラと七色に輝く光沢が特徴。

その美しい光沢は、古来より宝石のようだと珍重されてきたそうです。

 

「吉丁」というめでたい漢字が使われているように、縁起物としても扱われていました。

「箪笥にタマムシを入れておくと、着物が増える」という迷信まであったのだとか!

 

今では信じられない話ですが、

その輝きに魅了される気持ちはわかりますよね。

 

タマムシにはこれ以外にも「玉虫」という漢字もあります。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

 

どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

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toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!