今日の難読漢字は
「瞋恚」
「朱唇皓歯」
「狐疑逡巡」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「瞋恚」!
「瞋恚」は、見た目も読み方も馴染みがないかもしれません。
もともとは仏教用語で、現在使われる意味も仏教用語が由来となっています。
漢字の構成から「すいけい」などと読みそうになりますが、不正解。
ヒントは「〇〇い」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「瞋恚」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しんい」
です!
「瞋恚」は、
「強い怒り」「いきどおること」という意味の言葉です!
そもそもは「瞋」は、仏教においての煩悩のひとつ。
人間の諸悪や苦しみの根源のひとつとも考えられています。
特に強い怒りを表した言葉で、
自分の心に反するものに対して、怒り恨む言葉なのだとか。
自分の思うようにいかない人に対して、八つ当たりをしているような状態ですよね。
利己的な考えからの憤りなので、相手にぶつけてしまうのはNG。
怒りをコントロールする・滅することが悟りへの第一歩ですが、
現代社会を生きる上でも必要な心がけですよね。
ちょっと難しい言葉だからこそ、迷わず読めたらかっこいい「瞋恚」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「朱唇皓歯」!
「朱唇皓歯」は、漢字が難しく見えますよね。
でも実は読み方は簡単。すべて音読みで読んでみましょう!
さて、あなたは何と読みましたか?
「朱唇皓歯」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しゅしんこうし」
です!
「朱唇皓歯」は、
「赤いくちびると白い歯」という意味の言葉です!
これだけであれば単なる情景の描写ですが、
この意味が転じて「華やかに笑う女性の美しさ」を形容する言葉として使われています。
なかなか使う機会は少ないですが、
「朱唇皓歯の美人とすれ違った」
「朱唇皓歯に惑わされる」
などのように使いますよ。
同義の言葉として「紅口白牙」という四字熟語もあります。
同じような美人を表す四字熟語は多く、
- 明眸皓歯(めいぼうこうし)
- 仙姿玉質(せんしぎょくしつ)
- 氷肌玉骨(ひょうきぎょっこつ)
などがありますよ。
古来から美人は、さまざまな言葉で讃えられてきたことがわかりますね。
難しい言葉だからこそ、迷わず読めればかっこいいもの。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「狐疑逡巡」!
「狐疑逡巡」は、漢字一つ一つはよく見かけますよね。
ですが、組み合わせるとあまり見かけないかも……
ところが読み方はとっても簡単!
素直な人ほど、すんなり読めてしまうかも!
さて、あなたは何と読みましたか?
「狐疑逡巡」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「こぎしゅんじゅん」
です!
「狐疑逡巡」は、
「決心がつかず、ぐずぐずとためらっていること」
「優柔不断な様子」という意味の言葉です!
どうして「狐疑逡巡」が「優柔不断な様子」というのでしょうか?
これはキツネが、疑い深く行動することが由来となっているのだそう。
まさに漢字が意味を表していますよね。
キツネが疑い深いことが由来の四字熟語が他にもあります。
「狐疑不決(こぎふけつ)」なのですが、意味はまったく同じ。
決められない人のことを指す言葉です。
狐は「人を騙す」「疑い深い」などの意味の言葉に使われがち。
ちょっと気の毒な感じがしますが、
覚えておくと言葉の理解が速くなりますよ!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!