今日の難読漢字は難しくて読めない苗字を3問集めました!
「遠北」
「百鬼」
「南足」
ですが・・・どれも難問ぞろいですよ!
目次
難読漢字、1問目は「遠北」
苗字には難読なものも多くありますよね。
「勅使河原(てしがわら)」さんや「小比類巻(こひるいまき)」さんなどは、難しい苗字だと有名なあまり、読み方を覚えたという人も多いかもしれませんね。
ところがまだまだ日本には難読苗字が存在しているんです。
そんな難読苗字の1つが今日の問題です。
それは「遠北」さん!
「とおほく」でも「えんぽく」でもありませんよ。
何という苗字なのか、早速見ていきましょう!
「遠北」の読み方のヒントは・・・?
それではヒント!
「遠北」さんは、広島県や和歌山県に多い苗字です。
そして「遠い北から」という意味を持っている苗字です。
だったら「とおきた」でよさそうですが、違います。
はるか遠く、あっちの北の方から・・・という意味で「〇〇きた」と読みます。
あっちの北・・・分かりましたよね?
「遠北」の読み方の答えは・・・
正解は、「あちきた」さんでした!
「遠北(あちきた)」さんは2024年現在、日本で約80人ほど存在する苗字です。
日本で39581番目に多い苗字なんだとか。
広島県・和歌山県のほかに、東京や長野、富山にも少数ですが分布しているようですよ。
難読漢字、第2問は「百鬼」
日本には各地に難読漢字が存在しています。
2024年現在、多い苗字ランキングの1位は佐藤さん、2位は鈴木さん、3位は高橋さんです。
そして今回の問題になっている「百鬼」さんは何と17,921位・・・
全国でおよそ270人しかいない苗字です。
読み方を知っている人はなかなかいないかもしれませんが、何と読むのか見ていきましょう!
「百鬼」の読み方のヒントは・・・?
「百鬼」という苗字の由来をヒントにします。
室町時代に、三重県志摩市の名切という地名にいた「九鬼(くき)」姓の後裔が名乗ったと言われるのが「百鬼」です。
この「久鬼(くき)」家は静岡県磐田市を本拠としていたことから、現在も磐田市に多い苗字なんだそうです。
そこで「百鬼」の読み方のヒントですが、「名切」という地名が「百鬼」の読み方の由来になっています。
考えてみてください!
「百鬼」の読み方の答えは・・・
正解は、「なきり」さんでした!
漢字を見ると「なきり」とは全く想像できませんが、地名の「名切(なきり)」が由来になっているのでした。
「百」「鬼」の漢字が使われたのは、戦国時代に鬼のように百人もの首を切って今川氏の家臣が賜ったという言い伝えがあるそうです。
「九鬼」よりも多い数の「百鬼」を後裔は名乗ったんだとか。
難読漢字、最終問題は「南足」
日本にはたくさんの苗字がありますが、当て字だったり歴史が関係していたりして、一筋縄では読めないものも多くあります。
それでも間違えて読むのは失礼!
ということで、今回は「南足」さんの苗字の読み方を問題にしました。
意外過ぎる読み方に、あなたはびっくりするはずです。
早速見ていきましょう!
「南足」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「南足」の読み方は、ほぼとんち、なぞなぞの問題のように考えないと分かりません。
南に足を向けているということは、頭はどちらの方向を向いているでしょうか?
これが大ヒントですよ。
考えてみてください!
「南足」の読み方の答えは・・・
正解は「きたまくら」さんでした!
南に足を向けたら、必然的に北枕になりますもんね。
そのことから「南足」と書いて「きたまくら」さんというわけです。
似たような由来で、「五月七日」と書いて「つゆり」さんという苗字もあります。
五月七日に栗花落(つゆり)祭りという雨ごい祭りがおこなわれていたことから、「五月七日」と書いて「つゆり」さんという読み方なんですって。
珍しい読み方の苗字の由来、いろいろ調べてみると面白いかもしれませんねん。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!