漢字読み講座

「稿」「香具師」「椒」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「稿」「香具師」「椒」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「稿」

「稿」って何て読むか分かりますか?

 

「原稿」(げんこう)や「草稿」(そうこう)など「稿」(こう)という音読みは知っている人も多いと思いますが、訓読みもあります。

 

ひらがな4文字です。

○○○○

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「稿」の読み方のヒントは?

「稿」は「詩や文章の原案」という意味で使います。

 

「稿」は「禾」(のぎへん)が「穀物」を表し、「高」が「乾燥させた」ということを表しています。

つまり、元々は「乾燥させた穀物(茎の部分)」という意味で、「藁」(わら)とも読みます。

昔は、文章を木や竹の簡に書いていました。

木に書く前に練習として藁に書いていたようです。

 

「書く前の練習」を言い換えると……

 

何と読むか分かりましたか?

 

「稿」の読み方、正解は……

正解は……

 

「したがき」

 

です!

 

「稿」(こう)を使った熟語も多く、「出稿」「投稿」「寄稿」「稿本」「草稿」「改稿」など主に(下書きの)文章を意味するものが多くあります。

 

最近では、「入稿」という言葉がよく使われていますね。

  • 入稿データを作成して下さい。
  • 直接入稿できます。

特にネット上で仕事をしている人はよく目にする言葉なのではないでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

2問目はこの漢字!「香具師」

「香具師

これ、何と読むかわかりますか?

 

一度は利用したり見たことがある、ある人たちのことなのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「香具師」読み方のヒント!

 

「香具師」は、お祭りで良く見かける職業のこと。

 

漢字は3文字ですが、読み方は2文字という不思議な読み方をします。

 

さて、読めたでしょうか?

 

「香具師」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「やし

です!

 

「香具師」は、

「お祭りなどで、出店や露店、街頭で見世物や物売りをする商売人」のこと。

 

神社やお寺でのお祭りの際に、出店や屋台が並んでいて

たこ焼きやりんご飴を買ったり、金魚すくいに挑戦したりしませんでしたか?

そのお店をやっている人のことを「香具師」というのです。

 

一般的には「やし」が正解なのですが、

「こうぐし」と読むこともあります。

この場合は「香具を作る人や売る人」という意味になります。

微妙にニュアンスが異なるので注意しましょう!

 

言葉の由来は、露店で薬や香具を売っていた「薬師」が

「やし」と呼ばれるようになったことが語源の一つのだとか。

 

ちなみに邦画「男はつらいよ」の、

渥美清さん演じる「寅さん」の職業が「香具師」なんですよ!

 

 

漢字もしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!

 

最後はこの漢字!「椒」

「椒」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(しょう)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?

「椒」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある食べ物の名前です。普段食べることはあまりなく、 ちょっといいお店で目にしたりする、という人が多いのではないかと思います。 何か思い当たるものはあるでしょうか?

「椒」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「は」です。 赤くて長細く、焼き魚に添えられることが多いです。 和食が好きな人ならピンとくるかもしれませんね。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「椒」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「はじかみ」
です!

はじかみは葉生姜の一種で、料亭で出てくる料理のあしらいとして 添えられていることが多い食べ物です。 見たことはあるけど名前は知らなかった!という方も少なくないのでは ないでしょうか。 甘酢で漬けられているため、ひとくちかじると生姜由来のピリッとした辛味と、 調味液の甘酸っぱさが口いっぱいに広がり、とてもさっぱりしますね。 脂っこい焼き魚や肉料理にもぴったりで、個人的には紅生姜の高級版だと 思っています。今まで避けていた方も、次はぜひメインの料理の合間に ひとくちかじってみてくださいね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!