「廿」を何と読みますか?
「甘い(あまい)」と読みたいところですが…
覚えておいて損はしません!
「廿」の読み方のヒントは?
1.「廿」をひらがなにすると「〇〇ゅ〇」となります。
2.広島県出身の人は、もちろん読めるはず!
3.『私の廿代はこうした苦い空白のうちに』小山清「聖アンデルセン」より引用
正解は…
正解は「にじゅう」でした! 数字の「20」です。
「廿」の音読みは「ジュウ・ニユウ・デン・ニュウ」、訓読みは「にじゅう」、漢検準1級4画の漢字です。
「にじゅう」を日数にすると「20日(はつか)」になりますね。
広島県には「廿日市市(はつかいちし)」がありますよ!
漢数字と大字
「廿」は「十」が2つ横に並んでいることをあらわしています。
「廿」のように、漢数字を代用した文字を「大字(だいじ)」といいます。
ポピュラーなのは「壱(いち)・弐(に)・参(さん)」でしょう。
二十(にじゅう)の大字は「廿」ですが、三十は「丗」、四十は「卌」と書きます。
大字は、漢数字の改ざんを防止するために用いられます。
昔の日本では、公文書は楷書、帳簿類の数字は大字で書くことが定められていました。
現代でも、法的文書や戸籍、登記などの記載に使われることがあります。