漢字読み講座

「蟾蜍」「顔」「逆張り」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「蟾蜍」「顔」「逆張り」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「蟾蜍」

「蟾蜍

これ、何と読むかわかりますか?

 

苦手な方も多いある生き物の名前なのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「蟾蜍」読み方のヒント!

 

「蟾蜍」は、池や田んぼでよく見かける生き物。

 

世界のいたるところに生息していて、

日本にも固有種がいる生物です。

 

でも苦手としている人が多い生き物かも…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「蟾蜍」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ひきがえる

です!

 

「蟾蜍」は、

「ヒキガエル科に属するカエルの俗称」です。

 

田んぼなどで見かける、茶色っぽいカエルのこと!

大きさは10cmを超えることもあり、

大きくてどっしりとしたイメージがあるかもしれません。

 

日本では「ヒキガエル」のほかにも、

「ガマガエル」や「ガマ」と呼ばれることもあります。

 

昔から「ガマの油」が火傷などに効くとされ

有名な「ガマの油売りの口上」などもあることから、

日本人にとっては馴染みのある生物と言えます。

 

ですが、近年は外来種の蟾蜍が、

固有種の生息地を侵してしまう例が多く聞かれています。

もしかすると、日本固有の蟾蜍を見ることが少なくなってしまうかも…

 

日本人にとっては身近な存在なのに、漢字は難しい「蟾蜍」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

2問目はこの漢字!「顔」

「顔」はかお、がん、ですね!

では4文字なら何と読みますか?

早速ヒントを見てみましょう。

「顔」の読み方のヒントは?

1.「顔」をひらがなにすると4文字になります。

2.「顔」と似たイメージの言葉には、「みめ」「面貌」「面立ち」などがあります。

3.『御室あたりの夕暮に、花の顔みるたのしみも……』中里介山「大菩薩峠」より引用

正解は…

「かんばせ」でした!

文学作品では「貌」と書かれることもあります。

顔の造作そのものではなく、顔つき、表情、容貌といった雰囲気そのものも含みます。

また、対面(たいめん)や面目(めんぼく)など自分の立場や名誉を指す場合もあり、良い意味でも悪い意味でも使われます。

昔は花のように美しい顔を「はなのかんばせ」と喩えたそうです。

『花の顔 月の眉、女子にして見まほしき優男』「牡丹灯籠」より引用

上記は有名な怪談「牡丹灯籠」のお露が新三郎に一目惚れした際の言葉です(後に化けて出るのですが)。

「顔(かんばせ)」の語源

「顔(かんばせ)」の語源は諸説ありますが、「顔」と「馳す・馳せる」の連用形という説が有力です。

「馳す・馳せる」は「走る」につながり、心を馳せる、馳せ参じる、のように心のはたらきが外へ出ていくニュアンスです。

最後はこの漢字!「逆張り」

「逆張り」って、最近よく見かける言葉ではないでしょうか?

ただ、「さかばり」なのか「ぎゃくばり」なのか、読み方が毎回曖昧なままだという人も多いのではないでしょうか。

今回は、何と読むのか?どういう意味で使う言葉なのか?

はっきりさせましょう!

「逆張り」の読み方のヒントは・・・?

「逆張り」の読み方はずばり、「さかばり」か「ぎゃくばり」か、どちらかが正解です!

さあ、どちらだと思いますか?

「逆張り」の読み方の答えは・・・

正解は、「ぎゃくばり」でした!

この言葉を最近よく聞くと思われている人が多いと思いますが、実は株式取引の用語として古くから使われている言葉なんですよ。

株価が上昇中に株を売り、株価が下落中に買う手法の事です。

「逆張り(ぎゃくばり)」の反対語は「順張り(じゅんばり)」と言い、株価が上昇中に株を買い、下落中に売る手法を言います。

この株式取引の用語とは別に、近年では「世間一般に言われている事柄のあえて逆のことを主張して、暗に自分は世間一般とは違う人間なんだとアピールする」ことを「逆張りする」「逆張りオタク」などと呼ぶようになっています。

いわゆるネット用語ですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!