今回のお題は「寝穢い」「隠蔽」「雁擬」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「寝穢い」
今回の難読漢字クイズは…
「寝穢い」です!
そのまま素直に「ねぎたない」と読みたいところですが、あとひと捻りしてみましょう。
「寝穢い」の読み方のヒントは?
ヒント1.「寝穢い」の類義語には、「醜態」「野放図」「野卑な」などがあります。
ヒント2.「汚い」は何かが汚れていることですが「穢い(きたない)」は「けがらわしい」ことをいいます。
ヒント3.「腹を出して昼過ぎまでいびきをかいて、寝穢いなあ」のように使います。
正解は…
正解は「いぎたない」でした!
「寝穢い(いぎたない)」とは、見苦しく眠っている様子です。
例:寝室へ行かずリビングで・いびきがやかましい・通路の真ん中で・寝相が悪い・パジャマに着替えず・服を脱ぎ散らかして・酔いつぶれて・布団を蹴っ飛ばして
ただ深く眠っているだけでなく、みっともない様子をいいますから、赤ちゃんがぐっすり眠っているのは「寝穢い」とはいいません。
「いぎたない」のよくある間違い
「寝穢い」と同じ読みで「居ぎたない(いぎたない)」と書くケースがありますが、日本語としては間違いです。
「ガツガツ食べて居ぎたない」「物欲しそうで居ぎたない」など、ニュアンスは伝わりますが、あくまでも造語だということは知っておきましょう。
2問目はこの漢字!「隠蔽」
「隠蔽」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「隠」という漢字が、隠す、隠れるという意味で、
「蔽」が、おおう、 おおい隠す、という意味です。
どちらも隠す事には変わりのない漢字がふたつ繋がって、「隠蔽」と書いてなんと読むでしょうか?
「隠蔽」読み方のヒントは?
「隠蔽」は、故意におおいかくすことで、主に「失敗や悪事などを隠蔽する」と使います。
パッと見ると分からないかもしれませんが、よく使われている言葉です。
もしかすると小さな隠蔽は自分でもやっているかもしれません。
小さな隠蔽から大きな隠蔽まであり、大きな隠蔽は罪に問われることも…!?
「隠」は「隠居」「隠逸」など、隠れ住むという意味もあります。
「隠蔽」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「隠蔽」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いんぺい」
です!
隠蔽体質の人や会社が多いので、小さなことでも事件となれば大きく報道されてしまいます。
完璧主義な人ほど隠蔽体質の人が多いですね。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「雁擬」
「雁擬」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(かりぎ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「雁擬」読み方のヒントは?
ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇〇」となります。
ある食材の名前で、特に寒い季節はこれを煮た料理がなんとありがたいことか・・・。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「雁擬」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「が」です。
元々は精進料理で、とある肉の味や食感に似せて作ったことから、 この名前が付けられたそうです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「雁擬」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「がんもどき」
です!
がんもどきは、おでんに欠かせない豆腐から作る食材で、潰した豆腐とにんじんやひじきなどを混ぜて油で揚げたものです。
特におでん界では「がんも」の愛称で親しまれていますね。
肉が食べられない精進料理において、鳥の雁(がん)に似せて作られたためこの名前が付けられたそうですが、 この名前の由来については諸説あるようです。
関西方面ではがんもどきよりも飛竜頭(ひりゅうず)と呼ばれることが多いようですが、こちらは ポルトガルのフィリョースが語源といわれてるそうです。
なぜ地域によって別の呼び方がされるのかはよく分かっていないそうで、意外と謎の多い食材ですね。