漢字読み講座

「紐帯」「篩」「忽然」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「紐帯」「篩」「忽然」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「紐帯」

「紐帯」って何て読むか分かりますか?

(じゅうたい)ではありません。

(ひもおび)でもありません。

 

「弱い紐帯の強み」という理論が、1973年に社会学者マーク・グラノヴェッターによって唱えられました。

これを知っていれば答えがわかりますね!

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「紐帯」の読み方のヒントは?

「紐帯」には、2つの意味があります。

  1. 2つのものを結びつけている重要な要素
  2. 地縁・血縁・利害などの社会を形成している結びつきのこと

 

一般に、強い「紐帯」とはライフスタイルや価値観が類似している人との繋がりを表します。

家族・親友・会社内での派閥・国家間の条約などです。

 

一方で弱い「紐帯」とは、「知り合い」程度の結びつきに対して使われます。

 

何と読むかわかりますか?

 

「紐帯」の読み方、正解は……

正解は……

 

「ちゅうたい」

 

です!

 

先ほど紹介した「弱い紐帯の強み」という理論について解説します。

 

「強い紐帯」は、環境や価値観などが似通っていると情報も共通していて、新しい情報を得難いが、「弱い紐帯」は共通項が少ないため、自分が知らなかった情報を得られる可能性が高いという仮説です。

 

自分の知らない情報を知ることによって、自分の幅を広げていければ素敵ですよね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

2問目はこの漢字!「篩」

「篩

これ、何と読むかわかりますか?

 

とある道具の名前なのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「篩」読み方のヒント!

 

「篩」は、漢字を印象だけで覚えていると

「くし」や「かんざし」と読んでしまいがち。

 

「くし」は「櫛」、「かんざし」は「簪」と書くので不正解!

「篩」は、調理道具なんです!!

 

さて、読めたでしょうか?

 

「篩」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ふるい

です!

 

「篩」は、

「まるい枠に金網や布を張った道具」のことです。

 

小麦粉などの粉状のものを、細かくより分けるために使う道具なので、

お菓子作りやパン作りをする方にとってはおなじみの道具ですよね。

 

ザルなどで代用する方も多いので、篩がご自宅にある方は少ないかもしれません。

ですが、言葉としては頻繁に使われているんです。

 

慣用句として「篩にかける」という言葉があります。

 

これは、篩で粉をより分けるように、

「多くの人やものの中から厳選する」という意味で使われます。

 

「全国の優秀な選手を篩にかけて選ばれたのが、日本代表です」

のように使われますよ。

 

道具自体を使ったことがなくても、

実は言葉として身近な存在だった「篩」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

最後はこの漢字!「忽然」

忽然」と書いて、なんと読むか分かりますか?

惚ける(ほうける)や葱(ねぎ)の漢字に似ていますが、読み方は全然違いますよ。

突然よりも、もっと急激な感じです!

さて、「忽然」と書いてなんと読むでしょうか?

「忽然」読み方のヒントは?

「忽然」とは、物事の出現・消失が急なことをいいます。

忽然は、急に現れたり消えたりする時に使い、突然は前触れなしに思ってもないようなことが起こる時に使います。

突然よりも、もっと急に出現したり消えたりするので、ドキドキして驚くというよりはなんだか信じられないという感じです。

「音も無く忽然と現れる」

「昨日まで普通に隣に住んでいた住民が忽然と消えた」

なんて風に使います。

「忽然」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「忽然」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「こつぜん」

です!

 

「こつねん」とも読みますが、断然「こつぜん」の方が普段使いできます。

ぜひ、覚えておきましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!