今回の難読漢字は「長蛇の列」「薫風」「乃ち」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「長蛇の列」
「長蛇の列」って、いつもなんと読んでいますか?
よく読まれているのが(ちょうじゃのれつ)です。
「蛇」(へび)の事を、(じゃ)とも読むので間違いではありませんが、正しくは(じゃ)以外の読み方をします。
さて、「長蛇の列」と書いてなんと読むでしょうか?
「長蛇の列」読み方のヒントは?
新しいお店ができたけど、あまりにも人が並んでいるので驚いた経験ありませんか?
その長い列の事を「長蛇の列」と言います。
長い蛇の列のことを例える言い回しで、
「すごく長い行列ができていた」という時に
「長蛇の列」と言い変えることができます。
使ったことが無くとも、聞いたことはあるのではないでしょうか?
「長蛇の列」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇の〇〇」です!
もうひとついうと「ちょう〇のれつ」です。
さあ、もうわかりましたか?
「長蛇の列」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ちょうだのれつ」
です!
「蛇」を(だ)と読む言葉には「蛇足」(だそく)などがあります。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「薫風」
「薫風」と書いて、なんと読むか分かりますか?
薫風は季語になっており、初夏を表す言葉です。
この薫風が吹く季節が、一番好きだという人も多いです。
さて、「薫風」と書いてなんと読むでしょうか?
「薫風」読み方のヒントは?
「薫風」は、新緑の間を吹いてくる快い風のことです。
非常にさわやかな香りを運んでくる風なので、ちょっと蒸し暑くなってきた時に薫風が吹くと、非常にリフレッシュでます。
「薫る風」といわれることもありますが、意味としては同じことです。
手紙の書きだしなどに「薫風の候」と書かれることもあります。
ちなみに「薫風の候」の「候」は(こう)と読み、時季を表す言葉です。
薫風の候が終われば、梅雨に入り夏が来ます。
ひと時の薫風に癒されたまま、一年中過ごしたい物ですね。
「薫風」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
薫製ってなんて読んでますか?
さて、もうわかりましたか?
「薫風」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くんぷう」
です!
一年の中で一番いい時期です。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「乃ち」
「乃ち」と書いて、なんと読むか分かりますか?
もちろん、(のち)とは読みません。
ちなみに則ち、即ちと書いても正解で、読み方も意味も同じです。
なんとなくピンと来たかもしれませんね。
さて、「乃ち」と書いてなんと読むでしょうか?
「乃ち」読み方のヒントは?
最大のヒントを先にいえば「乃ち」は、接続詞です。
すると、つまり、しかし、つまり、それから、さらに、要するに・・・などなど。
使う時は、そこで、そうしてから、やっと、しかるに、かえって、意外にもという意味合いで使います。
つまりはそういう事なのです。
ちょっとかしこまった言い方なので、普段使いには向いていませんが、漢文や需要な書類、テレビのニュースなどではよく使われています。
絶対に聞いたことのある言葉だと思います。
「乃ち」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇ち」です。
さて、もうわかりましたか?
「乃ち」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すなわち」
です!
普通におしゃべりしていて「乃ち」と使われるとちょっと堅い感じがします。
もっとマイルドな接続詞を使う方が、相手も心を開きやすくなりますよ。