漢字読み講座

「反故」「無沙汰」「毬栗」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「反故」「無沙汰」「毬栗」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「反故」

「反故」の読み方をご存じでしょうか?

「はんこ」と読んでしまうと、かなり恥ずかしいですよ…

日常会話ではあまり登場しませんが、本やニュースなどでは時々見聞きする言葉です。

さて、あなたには読むことができますか?

「反故」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
  2. 「役に立たない」「書きそこなっていらなくなった紙」などの意味。
  3. 「何度も書き間違えて便箋を反故にした」のように使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「反故」の読み方!正解は!?

正解は「ほご」です!

意味は、ヒントにも示したように「役に立たない」「無駄になった」ということ。

また、無駄になったという意味が転じて、約束を破られた場合にもよく使われます。

たとえば「せっかく予定を空けておいたのに反故にされた」「両者で取り決めた条約を反故にされた」のような使い方ですね。

また「長年の苦労を一瞬で反故にしてしまった」などの使い方もあります。

2問目はこの漢字!「無沙汰」

無沙汰」と書いて、なんと読むか分かりますか?

(むしゃた)ではありません。

日常でもよく使われている言葉で、自分でも使ったことがあると思います。

急に暇になった時、連絡せずにいた友達に久しぶりに会った時など「無沙汰」の前に言葉を付けるだけで色々な意味になります。

さて、「無沙汰」と書いて、なんと読むでしょうか?

「無沙汰」読み方のヒントは?

そもそも「無沙汰」は「沙汰」が無いと書きます。

沙汰とは、「地獄の沙汰も金次第」「正気の沙汰とは思えない」「色恋沙汰」「表沙汰」などの沙汰のことです。

幅広い意味のある言葉ですが、なんとなく意味は分かりましたか?

でも「無沙汰」だけではあまり使いません。

無沙汰の前に言葉を付けて「御無沙汰」「手持ち無沙汰」などと使います。

「無沙汰」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「無沙汰」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ぶさた」

です!

 

ちなみに御無沙汰は、便りをしなかったことを詫びる言葉なので、

「長い間ご無沙汰しております。連絡せずに失礼いたしました。」と続きます。

ぜひ、覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「毬栗」

「毬栗」の読み方をご存じでしょうか?

「毬」は「まり」と読むため「まりくり」と読んでしまった方もいるかも知れませんね。

しかし、残念ながら不正解です。

栗に関係がある言葉のようですが…

あなたには正しい読み方がわかりますか?

「毬栗」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 素手でさわると痛い、アレに包まれたままの栗のこと
  3. 男の子の丸刈り頭を「毬栗頭」と呼ぶことも

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「毬栗」の読み方!正解は!?

正解は「いがぐり」です!

いがに包まれたままの栗のことを「毬栗(いがぐり)」と呼びます。

よく聞く言葉ですが、漢字で書くと意外に読みにくいですね。

ヒントで紹介したように、男の子の丸刈り頭を栗のイガに例えて「いがぐり頭」と呼ぶことも。

「毬」という字は中心に引きしめるという意味を持つため、毛を堅く中に詰めた「まり」と読むことができます。

同じく、栗のいがも固くて丸いため「いが」とも読むことができるのです。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!